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「半導体関連エンジニア」求人、10年で12.8倍に増加 EV(電気自動車)化、カーボンニュートラル化でさらに加速 3人に1人以上(33.6%)が「異業種×異職種」から越境転職。リスキリング採用も増加

株式会社リクルート

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株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘、以下リクルート)は、「半導体関連エンジニア」に関する求人と転職の動向についてまとめましたのでご報告いたします。

「半導体関連エンジニア」の求人が増加~過去10年の変遷~

HRエージェントDivision ハイキャリア・グローバルコンサルティング2部 コンサルタント 杉原 伸太郎

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『リクルートエージェント』における「半導体関連エンジニア」求人の推移を見ると、2013年1-6月期を1として、2023年1-6月期は12.8倍と大きく伸長しています。2013年から2015年にかけて求人はほぼ横ばいで推移していましたが、2016年以降、各産業でIoT化が本格的に進み、求人の増加ペースが加速しました。その後、2018年の米中貿易摩擦や2020年1-6月期の新型コロナウイルス感染症流行により一時的に求人は停滞しましたが、2020年7-12月期以降、求人が大幅に増加しています。
2020年以降は新型コロナウイルス感染症流行の影響で全世界的に在宅勤務へのシフトが進んだことで、PC、スマートフォン、サーバーなどの通信・ネットワーク機器の需要が急増しました。また、地政学リスクへの関心が高まり、半導体関連工場の国内回帰が進んだことも求人需要の押し上げ要因となっています。これらに加えて、2021年から現在にかけては、EV(電気自動車)化、カーボンニュートラル化への移行が本格的に進み、「半導体関連エンジニア」人材のニーズはさらに高まっています。特に「北海道・東北」「九州・沖縄」地域の伸びは大きくそれぞれ2017年度比較5.36倍、5.21倍となっています。
この影響はデバイスメーカーだけでなく、製造装置・部品メーカーや材料メーカーなどサプライチェーン全体に広がっており、業界全体の求人増加につながっています。一方、個人側の動きも活発になっており、異業界から半導体業界への流入も進んでいます。業界職種ともに未経験であっても、“学生時代に半導体の研究”に従事していた経験を持つ方が、「半導体関連エンジニア」として転職するケースなども増えています。企業は改めて人材要件を見直し、どういった方に活躍の可能性があるのかを再考するなど、従来の採用戦略を見直すことが求められるのではないでしょうか。

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「半導体関連エンジニア」の領域別求人動向:「材料開発」「品質管理・品質保証」のニーズの拡大が顕著

「半導体関連エンジニア」求人を「デバイス開発」「製造装置・部品開発」「材料開発」「品質管理・品質保証」の4つの領域別に見ると、「材料開発」「品質管理・品質保証」「製造装置・部品開発」が2017年度に比べ、いずれも3倍以上に増加しています。特に「品質管理・品質保証」は2021年度から2022年度にかけて急激な伸びを見せており、ニーズが高まっている様子がうかがえます。

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調査概要

調査方法:『リクルートエージェント』求人データの分析
調査対象:『リクルートエージェント』求人データ
有効回答数:非公開
調査実施期間:2023年9月~2023年11月
調査機関:リクルート

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