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新規事業・R&Dその他
株式会社リクルート
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘、以下リクルート)と、三井デザインテック株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:檜木田 敦)が共同運営するプロ向けインテリア提案業務支援サービス『MINTERIOR』は、2024年1月15日よりインテリアの類似画像検索機能をリリースしたことをお知らせします。本機能により、自分のパソコンからアップロードした画像と「見た目が似ている」商品のうち、家具メーカーが実際に販売している商品を他の検索条件 (価格・サイズ・ブランドなど)と組み合わせながら、複数ブランドを横断して検索することができるようになり、インテリアコーディネーターの生産性向上が見込めます。
2024年1月15日より、ユーザー側で画像をアップロードしてMINTERIOR上の類似する商品を検索できるようになります。
<操作手順>
(1)『MINTERIOR』の検索一覧画面上の、“画像から探す”ボタンをクリックし、パソコンの画像をドラッグ&ドロップして画像をアップロードする。
(2)検索したいインテリアカテゴリを選択し、形が似ている、または形とカラーが似ているという、「似ている軸」を設定することで、アップロードした画像に近い商品が検索できます。
<おすすめの検索方法>
「家具が1つだけ写っている画像」をアップロードすると、「その家具に見た目が似ている商品」を探すことができます。また、部屋全体などが写った「シーン画像」をアップロードすると、「その部屋の雰囲気に合った商品」を探すことができます。既存の検索軸(カテゴリ・ブランド・サイズ・価格など20以上)と併用することもでき、「この画像に似ている×10万円以下×ソファ」といった条件の掛け合わせで、商品を検索することも可能です。また、2024年2月ごろを目途に、MINTERIORに掲載されている商品画像から類似アイテムの検索ができる機能もリリース予定です。
現在、インテリア相談の現場では、お客さまがSNSや雑誌で収集した画像を基にヒアリングを実施することが多いそうです。ユーザーインタビューや勉強会の場で、450名のインテリアコーディネーターの声を収集したところ、30.8%のコーディネーターが提案する家具について「見た目が似ている物を探したい」というニーズがあることが分かりました。しかし、これまでの『MINTERIOR』は、ブランド・カテゴリ・価格等、検索を絞り込む軸は多い一方で、“こういう雰囲気の部屋に合うアイテム”“あんな形のアイテム”、“このデザインに似ている、同じカラーのアイテム”、というような“何となく”頭に浮かんでいるアイテムを検索したり、選定したりすることが困難でした。そのため、インテリアコーディネーターは、お客さまのご要望を一度MINTERIORの検索軸に落とし込んで検索する必要があり、その精度は、インテリアコーディネーターのヒアリングスキルや商品知識に依存していました。
今回の機能追加により、自分のパソコンからアップロードした画像に「似ている」家具を、直接『MINTERIOR』上で検索することが可能になります。経験豊富なインテリアコーディネーターの効率を上げるだけではなく、提案の経験の少ないコーディネーターの支援にも役立ちます。画像検索によって、インテリアコーディネーターとお客さまが、よりスムーズに、より理想に近いインテリアと出会える機会を提供します。
『MINTERIOR』は業界最大級のインテリアポータルサイトである『TABROOM(タブルーム)』から生まれたインテリアコーディネート業務のDX化を実現する業務支援サービスです。紙文化が根付いているインテリア業界において、商品の選定からインテリアコーディネート業務、発注業務のサポートまでをクラウド環境で一元化し、業務の効率化・DX化を支援しています。
https://minterior.jp/
<主な機能>
(1)ブランド横断での検索
従来インテリアの提案においては、ブランドごとのカタログをそれぞれ調べて商品を比較・選定する必要がありました。複数のブランドをまたいで比較検討するとインテリアコーディネーターの工数が膨れ上がってしまいます。そのため、提案が一つのブランドで構成されがちであったことが課題でした。『MINTERIOR』ではブランド横断で条件を組み合わせて検索することができ、工数をかけずに提案の幅を効率的に広げることが可能となります。それによりお客様のニーズに寄り添った提案を実現します。
(2)ワンストップでの見積書作成・発注連絡
『MINTERIOR』上では、提案書や見積書の作成・メーカー様への連絡をワンストップで行うことができます。提案したいアイテムをピックアップするだけで「アイテムイメージ」が自動生成される他、カスタマーとすり合わせからアイテムの選定までがスムーズの行える「モデル提案」や「ムードボードの作成」など、インテリアコーディネーターの提案に必要不可欠な機能を提供し、業界のDX化をサポートすることで提案機会を最大化し、消費者の皆様がより理想とする暮らしの創出に寄与します。
村中 巧(むらなか たくみ) ※取材可能
株式会社リクルート プロダクト統括本部 新規事業開発室
アクセラレーション部 TABROOMPJ推進グループ マネジャー
Webサービス企業での新規事業企画を経て、2016年にリクルートへ入社。『Airレジ』の企画開発などを経験後、2017年より『TABROOM(タブルーム)』にて家具・インテリア事業の戦略企画推進を手掛け、2020年8月に『MINTERIOR』を立ち上げる。
●『MINTERIOR』のサービスで成し遂げたいこと
価値観の多様化が進む中、「家そのもの」だけでなく、その中で何に囲まれて暮らすかも含め、生活様式や家族構成に合わせた最適な「住まい」を簡単に選択できる仕組みがあれば、本質的な意味での豊かな生活を送る人々が増やせるのではという想いを持っています。日本には世界的に見ても優れた家具生産技術と、歴史ある文化が根付いており、それらを一般消費者の方々に広めることは、ビジネスを超えた文化の発展に寄与すると捉え、MINTERIORのサービス開発を行ってまいりました。
今回の新機能により、検索軸の設定を最小限にしながら、ビジュアルベースで「似ている家具」や「部屋の雰囲気にあう家具」を直感的に探すことができるようになります。商品選定の負荷を下げながら、提案の幅を拡げられるため、「住まい」づくりのプロを通じて、消費者の皆様に理想の住まいをさらに簡単かつスピーディーにお届けできると考えています。日本の住文化がさらに発展し、人々の生活がより豊かになる一助となれば幸いです。
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