「営業を極めたい」異業種転職と社内異動で築くキャリア

「営業を極めたい」異業種転職と社内異動で築くキャリア

税理士からリクルートの営業職に転職した異色の経歴を持つ、平田健人。リクルートに転職後は『ホットペッパービューティー』などを扱う美容領域でキャリアを積んだのち、社内のキャリア支援制度を利用して新卒採用領域へ異動しました。常に自分の「好奇心」を軸に選択してきたという平田。リクルートにどんな機会を見出したのでしょう。

税理士から営業に。共感したリクルートに転職

私は2018年に税理士資格を取得後、税理士事務所に就職しました。独立を目標にファーストキャリアとして選んだ税理士事務所でしたが、机で数字に向き合い続ける仕事内容も、入社した会社のカルチャーも自分には合っていないようだ、と入社してから気付きました。

大学ノート4冊分、行動を振り返って頭のなかを整理。就職活動をやり直す要領で、自分の適性や職場に求めるカルチャーを考え抜きました。そこから見えてきたのは、自分には営業が合っていそうだということ。それなら営業に定評があって、組織風土が合っていそうなリクルートに行こうと思ったんです。

2019年にリクルートライフスタイル(現:株式会社リクルート ビューティDivision)に入社してからは、美容サロンをクライアントとする『ホットペッパービューティー』の新規営業を担当。「やるからには営業を極めよう」。そう思って毎日を過ごしました。

「営業」と名の付く本を片っ端から読み、飛び込みや電話営業で実践。PDCAを回してスキルもぐんぐん上がっていく実感があり、楽しかったです。もちろん、上り調子ばかりではなく、お客様からのお叱りを通じ、自分の他責なスタンスに気付かされた苦い経験もあります。お客様の視点で考えるとどうだろうか、ということを徹底的に考え、つまずきから新たな営業スタイルを確立し、充実した2年を過ごしました。やっぱり自分は人と会うのが好きだなあ、と思いましたね。

学生時代から自分を客観視し、内省する際にはよく手書きのノートを使う。カバーは廃盤になってしまったので捨てられず、愛着もひとしお
学生時代から自分を客観視し、内省する際にはよく手書きのノートを使う。カバーは廃盤になってしまったので捨てられず、愛着もひとしお

お客様視点での営業を探究。絶好の機会に飛び込んだ

そんな私に転機が訪れたのは、入社3年目。次に挑戦するフィールドを探していたタイミングで、社内のキャリア支援制度の案内がありました。リクルートには、自律的なキャリア選択を支援するための、手挙げ制の異動制度が存在します。募集ポストが対象者に公開され、従業員が応募。書類選考や面談を経て募集部門と従業員のマッチングが成立すると、異動ができる仕組みです。

案内を受けて、改めて自分が望むキャリアについて考えてみました。営業を極めたい思いは変わらない。そしていつか独立したい…そのために、業種や業界を広く知る良い機会になりそうだと判断し、新卒採用を支援する領域への異動を希望してみました。リクルートの本を読み、創業事業が新卒採用であることを知っていたので、密かに経験できることを楽しみにしていたんです。

今は異動して2年目。業界やビジネスモデルを理解したり、カスタマーやクライアントの考え方を知ろうと、一から学び直し中です。クライアントについての理解が深くなければ質の高い提案ができず、お客様への貢献が難しい。力が及ばず先輩や上司にたくさんフォローしてもらい、悔しい思いをすることもあります。

ですが、この環境はリクルートが大切にしてきた「圧倒的当事者意識」を持って営業をさらに突き詰める絶好の場だと感じています。価格設定や提案の細部まで「それはカスタマーの気持ちになって考えている?」と先輩や上司から問いかけられる日々。前の部署とはまた違った思考の広がりや深さを問われる場面が増え、今までと異なる能力を磨けていると感じています。

異動してからは、マネジャーと週に1回よもやま(リクルート独自の、ざっくばらんにいろいろ話そうという趣旨のミーティング。公私含めたトピックで雑談する場)を設けています。「けんてぃーの強みは振り返り修正力だね」といったフィードバックを通じて自身の強みを理解し、足りない部分はメンバー同士で補い合う。自分の個性や思いを応援してくれる場で、この成長痛を乗り越えて、営業を極めていきたいと思います。

リクルート 平田健人

※リクルートグループ報『かもめ』2024年4月号からの転載記事です

登壇者プロフィール

※プロフィールは取材当時のものです

平田健人(ひらた・けんと)
株式会社リクルート 新卒Division 営業統括部 エンタープライズセールス2部4グループ

2018年大学院修了後、税理士事務所勤務。2019年リクルートライフスタイル(現・リクルート)に入社。ビューティDivisionの営業として新規・既存クライアントを担当し、2022年にはチームリーダーも担当。2023年から現部署にて、企業の新卒採用に携わる

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