【気になるアノCM第4弾!の裏側に迫る】『リクルートエージェント』テレビCM第4弾 高橋一生さんと柳楽優弥さんに込めた想いをマーケターが語る

【気になるアノCM第4弾!の裏側に迫る】『リクルートエージェント』テレビCM第4弾 高橋一生さんと柳楽優弥さんに込めた想いをマーケターが語る

2021年2月から放映開始された『リクルートエージェント』テレビCMシリーズも、この秋で第4弾に。高橋一生さんと柳楽優弥さんに託した想いとCMの裏側を、リクルートエージェントのブランドマーケティングを担当する井坂 匠に話を聞きました。

テレビCMも手掛けるブランドマーケティンググループの仕事って?

「リクルートエージェント」テレビCMシリーズ第4弾。高橋一生さんと柳楽優弥さんに託した想いとCMの裏側をマーケターの井坂 匠が語る

―井坂さんが所属するブランドマーケティンググループのミッションは何ですか?

井坂:ブランドマーケティングというと、イメージすることが人によって違いそうですが、サービスの「認知獲得」を目指して実行していく仕事だと思っています。

―「認知獲得」ですか。もう少し砕いて言うとどんなことでしょうか?

井坂:少し、硬かったですかね(笑)。認知獲得とは、サービスの名前を知ってもらうだけでなく、使ってみたい、実際に使い続けたいと思っていただけたり、困ったときにこんなサービスがあった…と思い出していただくためにはどうしたら良いかを考えて施策を実行することだともいえます。これは、単にテレビCMやネット広告をたくさん流せば良いということではないです。

カスタマーの方々がどんなことに悩んだり、困ったりされているのか、どんなことを求めていたり躊躇されるシーンがあるのか…。こうしたおひとりおひとりの思いを受け止めて、リクルートエージェントがお力になれることで、まだ知っていただけていないサービスはどんなことだろうか?もし、知られてないけれど、知ったらお役立ていただけることは、お伝えしていきたいな…そんな思いでコンセプトを考えていきます。

カスタマーが本当に求めていることや課題に思っていることを「インサイト」と呼びますが、アンケート調査やカスタマーインタビュー等で深く理解するように努めています。もし、転職を検討されている方々に、リクルートエージェントもお役に立てるとしたら、その方々にどのように伝えたら、心に届くのだろうか…ということを常に考えています。

―カスタマーの「インサイト」に迫るコツってありますか?

井坂:私たちのサービスのカスタマーは転職を検討されている方々になるわけですが、社会環境によりそのニーズやお困りごとは常に変化しています。もちろん、定量的な数値でとらえ仮説を立てていくこともありますが、やはり人間というものは一人ひとりを深く理解することが重要だと考えています。何が何%というような十把ひとからげにとらえられない。そういう意味では、定量調査だけに頼らず、定性調査というインタビュー手法も合わせながら、カスタマーのインサイトを理解していけるように努めています。

前職を含め、リサーチの仕事には長く携わってきましたが、一人ひとりを深く知るための定性調査のコツはふたつあります。ひとつは、その人のストーリーとして理解すること。こちらが聞きたいことをただ聞くのではなく、その人の目線で見える世界を一緒に見ようとすることです。もうひとつは、表層的な言葉にとらわれないこと。人は意識、無意識に、本当は思っているけど言えないこと、言いたくないけど思っていることがあります。いろんな話をしながら答えにちょっとつまったり、逆にすらすら話しているのにちょっとした矛盾が出たりするところに、本音が隠されていることがあります。それがインサイトに近付く一歩になります。

高橋一生さんと柳楽優弥さんに託した想いとは?CM企画の裏側を語る

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―「リクルートエージェント」のテレビCMシリーズも第4弾ですね。高橋一生さんと柳楽優弥さんの一連のCMのコンセプトを教えてください

井坂:カスタマーのインサイトを探るうちに、いくつかの重要な気づきがありました。「転職活動中」って心の中が大変なんです(笑)迷ったり、悩んだり、自信を持てたりするかと思えば、逆に自信が揺らいだり。かといって、会社の友達には相談しづらいし、業界が違いすぎる友人にもアドバイスを求めづらい。相談できる相手って意外と少ない孤独な活動だと感じている方々はとても多い。

実は、リクルートエージェントを含む、人材紹介サービスでは、キャリアアドバイザーがその人のキャリアに寄り添いながら、転職活動に伴走してくれるサービスでもあるのですが、まだまだこうしたサービスを知らない方が多いことにも気づかされました。ネットや求人紙で情報を調べてひとりで転職活動されている方も多いのです。

―井坂さんも、転職活動の経験がありましたね。

井坂:そうなんです。私も転職を検討し始めた頃は、ひとりで転職活動をしていました。そんななか、たまたま、あるキャリアアドバイザーの方と出会って、客観的に自分の経験を評価してくれたり、強みを言語化してくれたことで、とても気持ちが楽になった経験がありました。結局、その方がご紹介いただいた企業には就職せず、リクルートに入社することになりましたが、孤独じゃないって思えたことはとても大きかったですね。

―井坂さんのご経験も、CMのコンセプトにシンクロしていたのですね。

井坂:そうですね。本シリーズのCMでは、そんな転職活動を検討している方が、転職に迷いや不安などの気持ちがあるなら、全力で支援したいと思っているリクルートエージェントのキャリアアドバイザーを頼ってみて欲しい…という思いを伝えたいと考えていました。また同時に、最多求人件数、冷静な企業分析や市場分析に長けたエージェントであるということも伝えたかったです。まさに“冷静と情熱”を兼ね備えたサービスだということをお伝えできたらと考え、皆で力を合わせて創りあげたCMのシリーズとなりました。

―高橋一生さんと柳楽優弥さん、どちらが冷静と情熱なのでしょうか

井坂:いや、それは言えません(笑)。魅力的なバディのおふたりが、転職検討者の方々に寄り添う姿が、リクルートエージェントの目指すサービスを体現しているのかなと考えています。

高橋一生さん、柳楽優弥さんの名コンビ再び!「孤独感」「自分にしか分からない」…転職の思い込みに訴えかけるふたりに注目!

「リクルートエージェント」テレビCMシリーズ第4弾。高橋一生さんと柳楽優弥さんに託した想いとCMの裏側をマーケターの井坂 匠が語る

―第4弾のCMについて教えてください

井坂:こちらからお話しするというよりは、ぜひ、CMを見ていただいて、皆様の感想をお伺いできたらと思っています(笑)。

―まあ、そう言わずに、一言お願いします!

井坂:今回のメッセージについて、少しお話しさせていただくとすると…先ほども少しお話しさせていただいたように、転職活動中は、いろいろな思い込みでがんじがらめになってしまうことがあります。「転職は孤独」とか「自分の強みは自分にしか分からない」など。でも、キャリアアドバイザーと一緒にで乗り越えていくという選択肢もあるよ…と陰ながらささやいてみたい…という思いがありました。高橋一生さんと柳楽優弥さんから、「転職は…」「ひとりじゃないんです!」と語りかけていただいたり、「話し合うことで」「見つかる強みもありますよ」と声掛けをしていただくストーリーになっています。

―「リクルートエージェント」が、転職を検討されている方々のおひとりおひとりに寄り添うサービスであることが伝わると嬉しいですね。

井坂:はい。どのようなことも共通なんだと思いますが、「転職」においても、「正解」はないのですが一人ひとりにとっての「納得解」はあると考えています。例えばすごいAIマシンではじき出したデータによって選んだ転職先だったとしても、その人ご自身の求める働き方や生き方にマッチしているかどうかは分かりません。おひとりおひとりの「納得解」にたどり着けるように、「リクルートエージェント」が伴走していけるサービスであればいいなと思っています。

リクルートグループのビジョン“Follow Your Heart”という言葉があるのですが、リクルートのサービスは、生活者の方々おひとりおひとりにとって、幸せだと実感できるゴールに向けて伴走できるサービスを目指しています。リクルートエージェントも、そんなサービスを目指して精進していけたらと思います。

オンエア情報

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・2022年9月1日(木)~ TVオンエア
・2022年8月31日(水)0:00~ 『リクルートエージェント』公式 YouTube チャンネルにて
CMとメイキング映像を公開いたします。 
YouTube 公式サイト:https://www.youtube.com/channel/UC0EC1ynCksmUhQI8rnGAXvQ

 

井坂 匠(いさか・たくみ)

プロフィール/敬称略

※プロフィールは取材当時のものです

井坂 匠(いさか・たくみ)

株式会社リクルート プロダクト統括本部 プロダクトデザイン・マーケティング統括室 
マーケティング室 HRエージェントブランドマーケティンググループ

2014年10月リクルートに中途入社。前職では、リサーチ会社にて、日常消費財、サービス系、広告代理店などのマーケティングの定量調査、定性調査を幅広く経験。リサーチだけでなく、事業企画などにも自ら関わりたいとリクルートに入社を決めた。14年入社時は、リクルートテクノロジーズ(現プロダクト本部)のユーザーエクスペリエンス関連部門にてマーケティング、UI/UXなどのリサーチ専門チームに所属。サイト改善を中心に広くマーケティングを手掛ける。19年10月より現部署。本CMシリーズは、19年から検討開始して20年2月~第1弾のCMが放映された。プライベートでは、1歳半の娘とサッカーの応援に行くのが趣味。大学まで続けたサッカーも今では応援中心に。鹿島アントラーズファン

 

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