「仕事や職場へのストレスを感じているけれど、どう解消すればいいのかわからず放置してしまっている人は多いのではないでしょうか。しかし、ストレスをそのままにしていると、さらに状況が悪化してしまう可能性があります。
これまでに1万人超のメンタルを救ったという「金髪アフロと赤メガネ」がトレードマークの精神科医&メンタル産業医・井上智介先生に、仕事でストレスを感じる理由や解消法などを教えていただきました。井上先生監修による「自分のストレスタイプを知るチェックリスト」も用意していますので、ぜひ活用して見てください。
- 仕事でストレスを感じる主な原因
- 仕事のストレスを放置するとどうなる?
- 仕事のストレスタイプがわかる!ストレスセルフチェックシート
- ストレスタイプ別:仕事・職場でストレスを感じたときの解消法
- 仕事でストレスを感じていてもオススメできないNG行動
- 仕事でストレスを溜めないために習慣化したいこと
- 仕事にストレスを感じたら、自分自身に優しくなることが大切
問題解決力はビジネスパーソンの必須スキル仕事でストレスを感じる主な原因
「仕事でストレスを感じる要因は人それぞれですが、大きく分けると次の4つの理由が考えられます。
理由1:人間関係
仕事でのストレスの原因の多くは、人間関係によるものです。人間関係に悩み、産業医に心身の不調を訴える人は非常に多いという印象です。
クライアントや取引先など、社外の人との関係性に悩む声もありますが、社外の場合は担当を変えてもらうなど何とかうまくかわすことができます。一方、社内、特に同じ部署や同じチームの人が相手だとそううまくはいきません。ストレスを感じる相手と日常的にコミュニケーションを取らねばならないことに、つらさやしんどさを抱えるケースが多いようです。
理由2:過剰な業務量や時間外労働
各社で働き方改革への取り組みが進んでいますが、業務量が多い、勤務時間が長いことにストレスを感じている人は今も少なくありません。
残業量を規制されているものの、仕事量が減っているわけではなく、サービス残業をしたり家に持ち帰ったりしてこなしている人は多いようです。その結果、生活リズムが崩れ、ストレスを感じる人は多いようです。