役員メッセージ・
サステナビリティ方針
役員メッセージ
リクルートは創業以来、社会に潜むさまざまな不(不満・不安・不便)を解消するために、新しい仕組みやサービスを生み出してきました。その意味で持続可能な社会の実現は、私たちが事業で目指してきたことと何ら隔たりのない地続きのものです。これまでリクルートが取り組んできたことが、サステナビリティというグローバルな共通言語とつながった。持続可能性が強く求められる現代は、リクルートがこの社会に暮らすあらゆる人たちと手を取り合い、より大きなチャレンジへと進むタイミングなのだと考えています。
さまざまな領域でカスタマーやクライアントのお困りごとを解決してきた結果、おかげさまで多くの方々にご支持いただき、スタンダードなプラットフォームとなったサービスもあります。スマートで心地良い体験を提供するために、最新のデジタル技術やデータ活用にも積極的です。
その一方で、自分たちがどんなに良かれと思った進化であっても、誰かの可能性が狭まることがあってはならない。すべての人・地球環境にとってポジティブなチャレンジを続けることこそ、プラットフォーマーたる責任だと捉えています。
人権、環境、安全・安心、機会格差、生産性…。世の中には、解決していかねばならない問題がまだまだたくさんありますが、リクルートが社会課題に向き合う原動力は、ほかでもなく従業員一人ひとりの「なんとかしたい」という思いです。
私自身がかつて携わった要介護者向け「訪問美容サービス」のきっかけも、学生時代に経験した障がい者支援のボランティアで体の不自由な方が美容室に行く大変さに触れ、問題意識を持っていたことが影響しています。また、ヘアサロンを担当する営業スタッフは、美容師の方々が結婚・出産などにより働き方に悩んでいることを、日々の顧客接点の中で見聞きしていました。
社会に潜む問題に気付き、問題の現場に触れ、本質を理解している人の情熱に賭けた方が、取り組みは圧倒的に速く、力強い。それがたった一人の気付きだったとしても、「より良い社会をつくりたい」という志にステークホルダーの皆さまが共感してくだされば、活動は拡がる。これからも私たちは、社会の不の解消に本気で取り組むもうとする個人の情熱に、そしてそこに生まれる共創に投資する会社であり続けたいと思います。
リクルートの事業はこれまでも私たち単体で成立できたものは何一つありません。「今こうなっているものを、こう変えたら笑顔でいる人がもっと増えるのではないか。」そんな私たちの思いに賛同してくださったクライアント企業やパートナーの方々がいたからこそサービスが誕生し、共感し期待を寄せてくださったカスタマーの皆さまがいたからこそ、サービスは持続・拡大できました。だからこそ、これからも私たちは、関わるすべての人々とともに新しい価値を創造しながら、社会の仕組みをより良く変え続けたい。そのためのチャレンジを続けてまいります。
株式会社リクルート
執行役員
柏村 美生
サステナビリティ方針
私たちは、社会からの期待や要望に耳を傾けながら、
事業を中心とした企業活動全体で、持続可能な社会へ貢献します。
そして、お互いが違いを認め合い、多様な価値観を持つ個人が尊重される、
「一人ひとりが輝く豊かな世界の実現」に向けて、以下のテーマに取り組んでいきます。
- 行動指針
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- すべての企業活動を通じて、地球環境や社会の持続性に貢献します。
- すべてのステークホルダーとの連携と共存共栄を進めます。
- すべての企業活動を健全なガバナンスのもとに行います。
- 重点テーマ
- 機会格差の解消
一人ひとりへ自分らしい選択肢を届けることで、
誰もがその可能性を活かせる機会に満ちた社会の実現を目指します。 - 社会生産性の向上
あらゆる煩わしさや手間をなくし、新たな価値を生み出すための時間をつくることで、
社会全体の生産性の向上を目指します。
- 基盤テーマ
- 人権の尊重
自社のみならず、サプライチェーン全体で人権の保護と伸長に努め、
誰もがありのままに生きられる社会の実現に貢献します。 - 環境負荷の低減
自社およびバリューチェーン全体でカーボンニュートラルを推進し、
地球環境の健全化に貢献します。 - 安全・安心の追求
プライバシー保護とセキュリティ強化に取り組み、公平性・公正性を追求することで、
安全・安心なサービスの提供を目指します。