安全・安心の追求
リクルートではステークホルダーに対する信頼性向上に積極的に取り組んでいます。
プライバシー保護とセキュリティ強化に取り組み、公平性・公正性を追求することで、安全・安心なサービスの提供を目指します。
プライバシー保護の考え方・仕組み
ユーザーの皆さまの大切な情報を活用させていただくにあたり、法令を遵守することはもちろん、皆さまのプライバシーを尊重し、保護することは、私たちの責務であると考えています。
このような考えのもと、私たちは、法令上の「個人情報」だけでなく、ユーザーの皆さまのパーソナルデータを対象としてプライバシー保護に真摯に向き合っています。
具体的には、社内統治(ガバナンス)を強化することに加え、リクルートの主観的な判断や意思決定に偏らないよう、社外の第三者(専門家・有識者や一般消費者など)からの客観的な視点を交えた議論を継続的に進めています。
また、ユーザーの皆さまにパーソナルデータの取得・活用にあたってのプライバシー保護の考え方や取り組み等の詳細をお伝えするために、「プライバシーセンター」を設置しています。
パーソナルデータがどのように使われているのか?という不安や懸念に対して、わかりやすく説明することや、データの活用可否を選択できる機会を提供しています。
さらに、パーソナルデータをとりまく技術の進展や、法整備の動向、人々の生活スタイルや意識の変化を踏まえ、ユーザーの皆さま、行政、法曹、学術機関等の多様な立場の方々との対話を重ねることで、このプライバシーセンターの内容の見直しや拡充を図っています。
『リクナビDMPフォロー』の問題点と再発防止策について
2019年8月4日、就職情報サイト『リクナビ』を運営していた株式会社リクルートキャリア(当時、株式会社リクルートの子会社)は、提供していたサービス『リクナビDMPフォロー』を廃止といたしました。
以下の「『リクナビDMPフォロー』の問題点と再発防止策について」では、『リクナビDMPフォロー』サービス提供開始までの商品設計の意図、その過程に存在した問題点、サービスが廃止に至った経緯とその後取り組んできた再発防止策を、ご説明させていただきます。
次々に生み出されていく新しいテクノロジーを、よりよい未来に向けて活用していくためには、企業はどのようなことに気を付けなければならないのか。 私たち自身が本件を通じて学ばせていただいたことを記録するとともに、公開する内容が世の中のテクノロジー活用推進の一助となれば幸いです。
CS(顧客満足)品質
人権影響評価のプロセス
リクルートには、2つの「お客様」が存在しています。リクルートの商品・サービスを利用する「カスタマー」と、情報を発信したい企業などの「クライアント」です。私たちが介在することで、カスタマーとクライアントが最適な形でマッチングし、Win-Winの関係を築けることを目指しています。
リクルートが提供する情報は、進学や就業、結婚、出産・育児、住まい、自動車など、カスタマーの人生の選択と意思決定に大きな影響を及ぼします。カスタマーが「その人らしい人生を送るための選択」をできるようにするためには、カスタマー視点に立った質の高い情報を提供することが不可欠です。そのためには、ときにクライアントに働きかけ、正しい市場のルールを創造するなど、常に情報提供のあるべき姿を模索しています。
カスタマー対応品質の向上に向けて
一人のカスタマーから寄せられたご意見やご指摘、ご要望は、そのカスタマーとお問い合わせを直接受けた者だけではなく、リクルート全体として受け止めていくべきものだと私たちは考えています。このため、M&S SBUカスタマー対応規程を設け、カスタマー対応業務全般の適正化を進めています。
リクルートでは、カスタマー対応業務全般を管理する専任部門を置き、カスタマーからの問い合わせ窓口を整備しています。カスタマー対応専任部署では、必要に応じて商品・サービス品質の改善目標を設定し、各サービス側と、定期的な進捗状況報告を行います。
情報の品質・信頼性の確保
リクルートではカスタマーに提供する、情報の品質・サービスの信頼性を高めるために、取り扱う広告、商品などの「内容」および「表現」を、M&S SBU審査規程および各社の規定に基づく審査を経て、各商品・媒体に掲載しています。クライアントに対しては、適切な内容や表現について指導し、トラブルを未然に防ぐよう徹底しています。
また、表現方法やデータの算出方法などを統一すべく、マーケットや業界に働きかける取り組みも積極的に進めています。