働きがいダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンの推進
Concept 多様な従業員の能力開発とチャレンジを応援する機会の充実
多様な従業員一人ひとりが、自らの好奇心や強みを見出し、自律的に機会を創り出すことができるように、さまざまな制度や取り組みがあります。また、従業員の可能性に期待した成長機会の提供と、期待される役割や成果の大きさで報酬が決まる「Pay for Performance」を推進することで、一人ひとりが能力をいかんなく発揮できる風土を醸成しています。
数字で見る従業員の多様性
リクルートは、ジェンダー以外の多様性も大切にしています。キャリア採用入社比率は約8割。さまざまな経験と知見を持った従業員が集い、その違いを強みとして、チームで価値発揮しています。また、期待されるミッションのグレードと成果の大きさによって報酬(給与・賞与)を決定する人事制度に基づき、入社年次や年齢に関わらず、多くの従業員が入社直後から活躍しています。
在籍者の内 キャリア採用入社者比率 | 82% |
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役職別 平均年齢・最年少年齢(2024年4月現在) |
執行役員 平均年齢48歳、最年少38歳 エグゼクティブ相当 平均年齢44歳、最年少31歳 部長相当 平均年齢42歳、最年少30歳 課長相当 平均年齢39歳、最年少27歳 |
年代別従業員比率 (20代以下) | 39% |
年代別従業員比率 (30代) | 45% |
年代別従業員比率 (40代) | 13% |
年代別従業員比率 (50代以上) | 3% |
- ※株式会社リクルート単体の無期雇用従業員(期間の定めのない従業員)を対象としています。定点データは2024年4月時点、期間データは2023年度を対象として集計しています。
自分らしさを発揮して多様なキャリア形成をする従業員
関連リンク
働きがいを高める風土醸成
従業員が自律的に成長の機会やスキルを獲得するきっかけとなるよう、社内外有識者を招いたさまざまなイベントを開催しています。全国各地から参加できるようオンライン開催をメインに実施しています。
2023年度実施 働きがいを高める風土醸成イベント一覧
イベント名 | 登壇者(敬称略、順不同) |
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そろそろ「自分探し」をやめて、この瞬間を「夢中」に生きてみませんか~大人からはじめる自己理解~ | 株式会社ジコリカイ 代表取締役 八木 仁平 |
仕事が楽しくなるストレス・モチベーションの扱い方~HAPPY STRESS著者と脳科学の観点から考えるストレスを力に変える2時間~ | 株式会社 DAncing Einstein 代表取締役 青砥瑞 |
「こうあるべき」「他者からの評価」を手放して、あるがままの自分を活かそう!“鋼の自己肯定感”の育み方 ~シリコンバレーから生配信!~ | 『鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された“二度と下がらない"方法』 著者 宮崎 直子 |
Pay for Performance: 期待される役割と成果で決まる報酬制度(半期年俸制)
リクルートでは、多様な従業員が好奇心を解放し、能力をいかんなく発揮できるよう会社が約束することのひとつに、「Pay for Performance」があります。これを実現するために「ミッショングレード制」を採用しています。半年ごとに、期待されるミッション(職務・役割)のグレードと、成果の大きさによって報酬(給与・賞与等)を決定する報酬制度です。年次や経験、性別に関わらず、担う職務の価値が高ければ、高いミッショングレードが適応されます。
これにより、ミッションの高低に応じた客観的な報酬決定、スピーディで柔軟な人材任用、一人ひとりが能力をいかんなく発揮できるような風土が、維持・促進されています。
ジェンダーペイギャップ(男女間の賃金の差異)の現状と解消に向けた取り組み
リクルートの「ミッショングレード制」では、同一ミッショングレード・同一評価における男女間での賃金格差はありません。ジェンダーペイギャップの主な要因は、高いミッショングレードや管理職のポジションに就く女性の割合が男性に比べ低いことにあります。そこで、 リクルートグループで目指す女性管理職比率を約50%にする目標に向けた取り組みを加速するなかで、より高いミッショングレード(高度プロフェッショナル人材を含める)を担う女性比率の向上を目指し、結果としてジェンダーペイギャップの解消につなげたいと考えています。
またその過程においては、社内の各組織で、自分たちの無意識のバイアスに気づき、働く場所や時間のあり方への先入観を無くし、働きやすく働きがいのある職場を創るための創意工夫が求められます。これは女性に限らず、多様な個人が活躍できる組織を実現することにもつながる取り組みであると考えています。
(株)リクルートの2023年度(2023年4月1日~2024年3月31日)における男女間の賃金の差異は、以下のとおりです。
ジェンダーペイギャップ(男女間の賃金の差異) | 女性人員比率 | 男性人員比率 | |
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全体 | 77.6% | 49.6% | 50.4% |
無期雇用 | 81.6% | 44.7% | 55.3% |
うち管理職 | 87.7% | 30.4% | 69.6% |
うち非管理職 | 87.0% | 46.7% | 53.3% |
有期雇用・パートタイム | 99.3% | 72.4% | 27.6% |
社会に向けた取り組み
日本におけるジェンダーペイギャップの主要因のひとつとして、社会全体のジェンダーに対する無意識のバイアスと、それによる性別役割分担意識があると考えています。リクルートは人々の仕事やライフスタイルを支援する事業を営む企業。多くの人にとってより働きやすく、働きがいのある職場が増え、仕事と家事・育児・介護等との両立がしやすい日本社会となるよう、自社の取り組みや考えを社外に発信し、共創していきたいと考えています。
- ※ジェンダーペイギャップ(男女間の賃金の差異)は、女性活躍推進法の定義に基づいて算出しています。
- ※労働者名簿に記載されている従業員を対象に集計しています。
- ※無期雇用とは期間の定めのない従業員です。
- ※パートタイム労働者については、無期雇用労働者の所定労働時間(1日8時間)で換算した人員数を基に平均年間賃金を算出しています。