リクルートは創業以来、経営理念に「個の尊重(Bet on Passion)」 という価値観を据え、個人の「らしさ」や好奇心を活かし切ることを大切にしています。

働く人の価値を引き出し、高めることで企業価値の向上を目指す人的資本経営は、そんなリクルートが創業期から大事にしてきた考え方と通ずるものであり、その実態を定量的に開示することは、自分たちの進化の余白を把握する機会でもあると捉えています。

今回は、2024年6月にリニューアルを行った、『人的資本経営』ページの掲載内容についてご紹介します。

 『人的資本経営』ページをリニューアル

今回のこだわり

本ページは、多様な方にご理解いただける「リクルートの人的資本経営にまつわるコンテンツと数値が集まった辞書のようなデータベース」となることを目指し、

・「ユーザビリティ」:使い勝手が良い
・「ファインダビリティ」:検索しやすい、見つけやすい
・「アクセシビリティ」:誰にとっても使いやすい

にこだわり、リニューアルを実施しました。

ピックアップ! 数字で見るリクルート

中でも「数字で見るリクルート」では、具体的な数値情報を公開しています。例えば、従業員数は2万人を超え、キャリア採用入社者比率が80%以上(※1)、2021年の会社統合以降の入社者が半数を占めるといった情報です。また、副業・兼業人数は約1,400名(※2)、オフィス出社率は44%(※1)など、リクルートでのリアルな働き方が見えてきます。その他、新規事業起案件数など、リクルートならではの関連数字を掲出していますので、詳しくはこちらをご覧ください。

株式会社リクルート DATA BOOK 2024

3つの進化ポイント

改めて注目したいポイントは大きく3つです。

1)さらなるDEIの加速:女性管理職比率は2023年4月の30%から、2024年4月には32%に(※3)、男性育休取得率(※4)も64%から99%(※1)へと増加しています。全社横断の施策と、各組織独自の取り組みにより、多様なリーダーシップを発揮する管理職の増加や、働き方の進化を実現しています。

2)チーム内の対話の増加:「上司・メンバー間での対話実施率」が、エンゲージメントサーベイでは53%から60%に(※1)、アップワードサーベイでは53%から70%(※5)に増加しました。これは、サーベイという機会を活用したマネジメントやチームの進化の兆しと捉えています。

3)新たな価値創造へのアクション増加:Ring(新規事業提案制度)・RingDash(既存事業・部門への改善提案)の起案者数が873名から1,365名と約1.5倍に増加しました(※5)。さまざまな機会をきっかけにしながら、新たな価値創造にトライする気運が高まりつつあります。

人的資本開示を通じて目指すこと

とはいえ、私たちは従業員一人ひとりが力を最大限発揮するためには、まだまだできることがあると考えています。この開示を通じて、現在地を可視化し、社内外さまざまなステークホルダーの皆さまとの対話を行います。そして、具体施策と改善を実施し、情報の開示を継続、アップデートを目指していきます。従業員一人ひとりが社内外にあふれる機会を見つけ、活かし、使い倒すことで、個人だけでなく組織も一緒に進化していく。そんなリクルートであり続けられるよう、これからも努めてまいります。

※1 2024年3月末時点集計 かつ 全従業員で集計
※2 2024年3月末時点集計 かつ 総合職社員のみで集計
※3 2024年4月1日時点集計 かつ 総合職社員、地域・職種限定社員、職種限定社員のみで集計
※4 育休とは、小学校入学前の子を持つ従業員のうち、法定の育児休業制度もしくは、出産・育児を目的としたリクルート独自の休暇制度のどちらか一方、もしくは両方の取得を指しています。育休取得率は、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」第71条の4第2号の育児休業等の取得割合を、該当年度を対象に算出しています。関連リンクはこちら
※5 2024年3月末時点集計

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