セクシュアルマイノリティに関する取り組み指標 PRIDE指標で最高評価の「ゴールド」を7年連続取得。さらに「レインボー認定」を初取得

株式会社リクルートでは、1960年の創業以来、「個の尊重」を重要な価値観と位置付け、多様な従業員一人ひとりの違いを大切にしています。リクルートにとって、DEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)の推進は「個の尊重」の体現そのものと捉えており、2006年に専門組織を設置してさまざまな推進活動に取り組んできました。2021年には「2030年度までに、リクルートグループ全体における取締役会構成員・上級管理職・管理職・従業員それぞれの女性比率約50%を目指す」というコミットメントを公表し、ジェンダー平等を端緒としてDEI実現に向けた取り組みを加速しています。

セクシュアルマイノリティへの理解促進と尊重、働きやすい環境づくりにおいては、 リクルートグループ人権方針 において「SOGI(性的指向・性自認)(※1)を理由とした差別や人権侵害」を行わないように努めることを明記し、誰もが自分らしく働くことができる職場づくりを進めています。

具体的には、まず人事制度です。配偶者やその家族に適用される制度(休暇、両立支援策など)は、自治体などによるパートナーシップ証明がなくても適用されます。また、従業員の意識・行動変容に向けて、SOGIやセクシュアルマイノリティに対する理解促進のために、国内リクルートグループ従業員を対象としたeラーニングの配信を、2019年から毎年行っています。2023年度は、リクルートおよび国内グループ会社の対象者(約2.8万人)のうち、約90%にあたる約2.6万人が受講。受講後の理解度は約100%という結果が表れています。2024年度には、管理職の人材マネジメントを支援するeラーニングコンテンツを追加し、内容を拡充しています。
また、2024年度、「知り続けよう、表明しよう、声に出そう」を柱とする「ALLY行動指針」を策定しました。賛同する従業員がALLYを表明するツール(オンライン会議の背景画像)の提供などを通じて、セクシュアルマイノリティへの理解促進と尊重の組織風土づくりとともに、ALLYの輪を広げる取り組みも行っています。

2023年には、日本国内における婚姻の平等に賛同する企業を募るキャンペーン「Business for Marriage Equality」への賛同を表明しました。また、『ゼクシィ』 では、渋谷区やクライアント企業と協働し作成した「LGBTQフレンドリーウエディングMAP」、ブライダル業界で働く方々に向けたセクシュアルマイノリティへの理解促進研修動画の配信などを通じて、クライアント企業、個人ユーザー、ブライダル業界をはじめとする社会全体の変化に貢献することを目指しています。

リクルート従業員を対象にしたALLY行動指標と、ゼクシィと渋谷区が協働したLGBTQフレンドリーウエディングマップ

こうした活動が評価につながり、企業などの団体におけるLGBTQ+に関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する任意団体work with Pride(ワーク・ウィズ・プライド)が策定したセクシュアルマイノリティに関する取り組みを評価する指標「PRIDE指標2024」において、最高評価のゴールドを7年連続で取得しました。また、「ゴールド」を取得した企業や団体の中でも、日本におけるセクシュアルマイノリティに関する法制度の実現に賛同を表明するとともに、コレクティブ・インパクト型の取り組みを推進する企業を認定する「レインボー認定」(※2)を初めて取得しました。

今後もリクルートでは、「個の尊重」に基づき、全ての「個」が尊重される環境づくりへの取り組みを続けてまいります。


(*1) SOGI:性的指向(sexual orientation、恋愛または性愛の対象となる性)と性自認(gender identity、自己の性別についての認識)の頭文字をとった略称
(*2) 「レインボー認定」の要件については下記の関連ページをご参照ください

この記事をシェアする

シェアする

この記事のURLとタイトルをコピーする

コピーする

 

(c) Recruit Co., Ltd.