ホットペッパーグルメ外食総研
株式会社リクルートが運営するグルメ情報サイト『ホットペッパーグルメ』および外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』では、データをもとにマーケットを科学し、新しい価値の創造に挑む外食産業の情熱に伴走することを目指しています。

コロナ禍において、飲食店経営者はコロナ対策や売り上げをつくるためにテイクアウトやデリバリーなどへの対応が求められる一方で、経営判断として人員削減の必要にも迫られるなど、従来の飲食店経営の在り方では難しいと考え、DXに興味を持つ方が増えてきています。そこで飲食店経営者のDXに対する興味・関心と導入状況の実態を調査するため、2021年6月にDXに関するアンケート調査を実施しました。

結果は、既にデジタルツールを一つ以上導入している飲食店経営者は62.3%。最も導入率が高いデジタルツールは「キャッシュレス決済」(43.9%)で、「自社ホームページの制作」(28.9%)、「ローカルビジネス登録サービスの活用」(26.6%)が続きます。

また、現在「DXに興味・関心を持っている」は全体の30.9%、そのうちコロナ禍期間において「DXに興味・関心を持った」が14.3%。DXに興味を持つ経営者はコロナ禍になって以降一定量増えましたが、今でも「興味・関心を持っていない」が69.1%を占めます。こうした背景には、デジタルツールの機能と人が行う業務を組み合わせることでどのように顧客体験価値を向上させられるかの想像がつかないというような要因が考えられます。人とデジタルツールが「チームワーク」で協働することができれば、顧客満足度向上や店舗の課題解決につながると考えられます。

この記事をシェアする

シェアする

この記事のURLとタイトルをコピーする

コピーする

 

(c) Recruit Co., Ltd.