メディアでも取り上げられる機会が増え「SDGs」や「サステナビリティ」という言葉を聞いたことがある人も増えたのではないでしょうか? そんな「サステナビリティ」は美容業界でも注目されており、環境保護やダイバーシティなどの社会課題に取り組む美容サロンも増えてきました。では、利用者はサステナビリティをどう捉え、美容サロンに何を求めているのでしょうか?
リクルートの美容に関する調査研究機関『ホットペッパービューティーアカデミー』では、全国・女性2,000人に対し、「美容サロンのサステナビリティに関する利用者の意識調査」を実施しました。
結果からは、「エシカル消費」の利用意向は約3割で、「利用してみたいエシカルなサロン」として上位に挙がったのは、「スタッフの手荒れ防止の薬剤使用」や「長時間労働にならない」で、「働き手への配慮」がなされているサロンが支持されていることが分かりました。
「エシカル消費」の利用意向が最も高かったのが20〜24歳のZ世代(34.4%)。Z世代は、学校教育の中でもSDGsを学び、環境問題を自分たちの将来に関わる大きな課題として捉えているといわれています。「美容サロンでエシカルな商品を今後購入したいと思いますか」という質問に対しても、63.2%という最も高いスコアが出ました。
『ホットペッパービューティーアカデミー』では、美容業界におけるSDGsの特集ページをスタート。「ヘアドネーション」、「脱プラスチック」、「障がい者雇用」など美容サロンのエシカルな取り組みも紹介しています。
※エシカル消費…地域の活性化や雇用などを含む、人・社会・地域・環境に配慮した消費行動