株式会社リクルートでは、経済的、地理的な理由から発生する教育環境格差を解消し、全ての子どもたちに学ぶ機会と楽しさを提供することを目指し、さまざまな支援に取り組んできました。2016年からは全国の自治体や支援団体と協働し、オンライン学習サービス『スタディサプリ』を活用して、困窮世帯学習支援や不登校学習支援、放課後教室の支援などを行っています。
今回は新たに「ひとり親家庭の高校生」を対象にした新たな取り組みをスタート。その背景として、令和2年度に内閣府が実施した調査(『令和3年12月公表「 子供の生活状況調査の分析」(内閣府))によると、ひとり親家庭の子どもは、進学に対する意欲がふたり親家庭に比べて低く、また、日常の学習習慣の定着割合が低い傾向が出ています。そうした課題に対し、支援を検討してきた千葉県船橋市と、「人生を主体的に考え行動していくためのきっかけを提供したい」というリクルートの思いが一致。協働して、ひとり親家庭の高校生の学習支援・キャリア支援事業を新たに開始することになりました。
学習支援事業の具体的な取り組みは、オンライン学習サービス『スタディサプリ』と貸し出し用のタブレット端末を用意し、個々に合った学習を受講できるほか、船橋市内の公共施設で学習教室も開設し、常駐スタッフによる対面での指導も実施。セミナー型キャリア支援事業では、学習や進学の意欲向上につながるセミナーや社会人・現役大学生との交流会などのセミナーを開催。参加する高校生の皆さんにとってよりよい学び体験となるよう、どこまでも高校生の目線で取り組んでいきます。
- 詳しい報告内容については、ぜひ以下をご覧ください。
- ひとり親家庭の高校生の学習支援に『スタディサプリ』を活用 船橋市とリクルートが学習支援・キャリア支援で協働