株式会社リクルートの観光に関する調査・研究、地域振興機関『じゃらんリサーチセンター』は、公益財団法人東京観光財団とマーケティング観点における持続可能な観光※の共同研究を実施しました。
この研究では、欧米豪のインバウンド旅行者が旅行計画を立てる際、サステナブルな旅行体験などがどれほど誘客のフックになるのかを検証。その結果を基に、欧米豪のミドル富裕層を中心に顧客を持つ旅行会社向けに、東京都内の「サステナブル」を軸に情報を整備した『東京サステナブル情報マニュアル』を作成しました。
また、本マニュアルによる東京に対するイメージの変化などを、旅行会社に対するアンケート方式で調査。その結果、旅行会社の100%が「情報マニュアルの内容に満足」と回答し、誘客促進につながることが明らかになりました。また、86%が「東京のイメージは変わった」と回答、「東京が持続可能な旅行を促進するために懸命に取り組んでいることが分かった」といったコメントがありました。
なお、具体的にどのサステナブル情報が有益だったのか詳しくヒアリングすることで、事業者で整備すべき情報の観点を明らかにした『サステナブル情報整備指南書』も発表しています。
- 詳しい内容や調査結果については、以下のサイトをご覧ください。
- リクルートと東京観光財団が持続可能な観光に関する共同研究を実施 「サステナブル」を軸にインバウンド旅行者の誘客促進につながる情報を整備 (recruit.co.jp)
※持続可能な観光…「訪問客、業界、環境および訪問客を受け入れるコミュニティのニーズに対応しつつ、現在および将来の経済、社会、環境への影響に十分配慮した観光」と定義(国連世界観光機関より)