株式会社リクルートでは、1960年の創業以来、「個の尊重」を重要な価値観と位置け付け、多様な従業員一人ひとりの違いを大切にしてきました。昨今、DEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)の重要性が高まっていますが、リクルートにとってそれらは経営理念の実現そのものであり、2006年に専門組織を設置してさまざまな推進活動に取り組んできました。2021年には「2030年度までに、リクルートグループ全体における取締役会構成員・上級管理職・管理職・従業員それぞれの女性比率約50%を目指す」というコミットメントを公表し、ジェンダー平等を端緒としてDEI実現に向けた取り組みを加速しています。
セクシュアル・マイノリティへの理解促進と働きやすい環境づくりにおいても、さまざまな取り組みを実施しています。具体的には、慶弔休暇や休職(介護・育児)などの制度において、同性パートナーへの適用を2017年4月より開始しました。2019年には、従業員を対象としたコミュニケーションガイドの作成、相談窓口の開設、eラーニングのコンテンツ拡充を実施。2022年度には、リクルートおよび国内グループ会社に向けて約2.4万人にeラーニングを配信し、リクルートの対象者では受講率約80%、受講後理解度は約100%という結果が表れています。
こうした活動が評価につながり、企業などの団体におけるLGBTQ+に関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する任意団体work with Pride(ワーク・ウィズ・プライド)が策定したセクシュアル・マイノリティに関する取り組み指標「PRIDE指標2022」において、最高評価のゴールドを5年連続で取得しました。
今後もリクルートでは、「個の尊重」に基づき、セクシュアル・マイノリティをはじめ、全ての従業員が働きやすい環境づくりへの取り組みを続けてまいります。