【コレカラ会議】コロナ禍で働き方の多様化に成功したサービス産業の成功事例から学ぶ

株式会社リクルートでは、領域横断で未来へ貢献する問題提起や提言を行う、新しい情報発信のカタチとして『コレカラ会議』を2020年10月にスタートしました。

2022年3月に開催した「サービス業の働き方のコレカラ」では、テクノロジー活用とマインドセットの制度化よって、CS(顧客満足度)とES(従業員満足度)の向上に成功したサービス業界の事例を紹介。

以前から労働人口減少による人手不足・離職率の高さ・女性の働きにくさなどが問題となっていたサービス業ですが、コロナ禍でどんな変化が起きているのでしょうか。イベントの冒頭で『ジョブズリサーチセンター』センター長の宇佐川 邦子より、労働市場と働き手の現状について紹介しました。2021年12月の調査によると、人手不足感は2020年6月以降、徐々に悪化、コロナ禍以前に戻っていることが明らかに。そんな中、働き手の仕事探しの条件は、「給与」よりも、休日・休暇や勤務時間などの「働きやすさ」をより重視する傾向へ。つまり、採用と定着を成功させるには、働く人のES(従業員満足度)を上げるために、企業側が制度化により、働く人のマインドセットを変え、従業員の多様な働き方を選択可能にすることが重要になっています。

その後、『コレカラ会議』ならではの企画として領域横断で事例を紹介。リクルートの各領域の調査・研究機関である『ホットペッパービューティーアカデミー』『ホットペッパーグルメ外食総研』『じゃらんリサーチセンター』『リクルートブライダル総研』からの登壇者が、美容業界、飲食業界、旅行業界、ブライダル業界における働き方の先進事例を詳しく紹介しました。それぞれの詳しい取り組み内容については、下記のリンクのページでご紹介していますので、ぜひご覧ください。

イベントの終盤では、「サービス業の働き方のコレカラ」について考えるディスカッションを行い、それぞれの業界の動きや課題について情報交換を実施。そこで見えてきたのは、業界の今までの当たり前を“非常識”として捉えること、思い込みを捨てて新たなやり方を模索していくことの大切さ。そして最後に、ES(従業員満足度)を起点に、CS(顧客満足度)向上や業績向上という好循環の輪を他業界にも広げていきたいというメッセージでイベントは締めくくられました。

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