『うんこドリル』で文響社とリクルートがコラボ！子どもたちに「はたらく未来」を楽しく伝える

「一人ひとりの可能性に寄り添い、選択を支える」という想いを掲げて展開しているリクルートの人材紹介事業では、子どもたちにも未来の「はたらく」を楽しんで考えてもらいたいと、『うんこドリル』を手掛ける文響社とリクルートが連携して「はたらく」領域の冊子とWebページを製作しました。その取り組み背景とプロジェクトに参加したメンバーの想いを紹介します。

「はたらく」ってどういうこと？「お仕事」って何？を子どもたちが考える機会に

変化の激しい社会において、今ある仕事が10年後にもあるかどうかは分からない、想像もしていなかった新しい仕事も生まれているかもしれない。そんな時代を生き抜いていく子どもたちに、自律的に考える力を養い、一人ひとりが自分の可能性を見つけて自分でつかみ取っていってほしい。そんな想いから、リクルートの人材紹介事業では、これまでさまざまなキャリア教育プログラムなどを実施し、子どもたちに仕事について考える機会を提供してきました。そして今回、新たに取り組んだのが、子どもたちの目線で楽しく学ぶ勉強ドリル『うんこドリル』を提供している文響社とのコラボレーションです。

「べんきょう」と「はたらく」には共通点が多く、どうしてもネガティブに捉えられてしまうこともありますが、どちらも夢中になれれば喜びを感じるものです。子ども目線で「べんきょう」を「楽しいもの」に変えて「好きになる」ことを目指した『うんこドリル』のクリエイティブの力をお借りし、同じように「はたらく楽しさ」とこれからの「はたらく未来」について考え、「自分でつかむ」「自分で作る」ことの大切さを子どもたちに分かりやすく伝えていきたい、という想いで始まった協働プロジェクトです。

子どもたちの将来を考える、子育て現役メンバーがプロジェクトに集結

プロジェクトに参加したのは、普段の業務以外での体験から学びを得たいと手を挙げた、リクルートの有志メンバーたち。全員が子育て中の親でもあり、将来の子どもの仕事選びはもちろん、そこに至るまでのキャリア教育も気になっているという共通点がありました。また、普段の業務で新卒採用に携わっているメンバーからは「大学2年・3年になって初めて働くことをリアルに考える学生が多く、もっと早いうちから自分の持っている強み・やりがいをどう活かすかを考えられる機会を提供したい」、地方で就職活動をしたメンバーからは「地方の就職活動では情報が限られていたと思う。小学校の時から仕事に対する意識を持ってアンテナを張っていたら、自分からやりたい仕事に向けてアプローチしていける子どもが増えるのでは」など、それぞれが普段の業務や実体験から感じていたこともあり、今回のプロジェクト参加となりました。

プロジェクトに携わった文響社の皆様とリクルートの有志メンバーたち

こだわったのは、一人ひとりの持ち味や個性に寄り添い、「対話のきっかけ」になること

プロジェクトはまず「どんな子どもたちに届けたいか」を考えることからスタート。しかし、ペルソナ（ユーザー像）を掘り下げれば掘り下げるほど、いろいろな子どもたちがいるということに気づき、ひろくあまねく、たくさんの子どもたちに平等に機会を提供するならば、むしろ固定せず、一人ひとりの持ち味や個性に寄り添えるものにしようという結論に至りました。また、彼らがこれを見て「何を感じるか」といった子どもたちの気持ちを大切にし、どのページのどの部分においても何かしらに共感し、保護者や先生、友達との「対話のきっかけ」になることにもこだわりました。手に取った時のワクワク感を大切にしながら作り上げていったというプロジェクトメンバーたち。完成した『うんこドリルはたらく』について、「自分たちが言語化したことが、小学生にも伝わる内容に変わって、形になっていく様子に感動した。自分の子どもが理解できる年齢になったら自慢したい」「手元に置いて、何年経っても開きたくなるような一冊になった」という満足感とともに、「このプロジェクトに参加したことで、自分の子どもに仕事の楽しさを伝えるようになった」「子どもに対してどういう親でありたいか、どういう姿を見せたいかと考えるようになった」という子どもたちに対する自分の意識の変化もあったようです。

『うんこドリル　はたらく』はWebサイトで無料公開中！

『うんこドリルはたらく』では、「仕事には正解がない」「夢中になれると仕事は楽しい」「出会いを大切にする」「みんなのワクワクが集まれば仕事の可能性が無限大に広がっていく」ことなどを、うんこ先生ならではの楽しく分かりやすい言葉で解説。昔と今では働き方が変わっていること、未来にはどんな仕事や働き方ができているのか、一人ひとりが自由に考えられる仕立てになっています。こちらはWebサイトで無料一般公開しているほか、希望があった全国の小学校に冊子が配られる予定です。『うんこドリルはたらく』を通して、子どもたちが何かに夢中になり、それが「はたらく」につながることで、幸せな未来を迎えるきっかけになればと思います。今後もリクルートの人材紹介事業では、「一人ひとりの可能性に寄り添い、選択を支える」ことを目指して、子どもたちを含めてより多くの方に「はたらく」を考える機会の提供に取り組んでまいります。