40代・ 50代・ 60代からの人生を充実させる ‐ つながりのすすめ ‐
地域活動、SNS、社外交流イベント…。
40代以降に大きな決断をした人たちの「私の人生を変えた、出会い」
あなたのまわりの、40歳を超えてイキイキと活躍をし続けている人はどんな印象ですか。仕事だけでなく趣味の活動にも精を出している。転職・独立をしてから仕事が楽しそう。なんだか肌ツヤも良く見える…。もしかしたらこんな風に、キラキラして見えるかもしれません。
だからといって「自分には無理だろう」と諦めて、モヤモヤするだけではもったいない。自分を見つめ直し、人生が充実しはじめた人たちも、最初の一歩は些細な出来事がきっかけだった人が多いのです。
iction!が2020年に実施した調査でも、「40代後半~60代前半でキャリアの悩み・不安を払拭している人は、日常の関係性を越えた社内外の人とのつながり(第三者視点)が豊富」という傾向が見えてきました。
そこで、この連載企画では、40歳以降に自分らしい生き方を決断した人たちのストーリーをご紹介。彼・彼女の人生を変えた“人との出会い・つながり”にフォーカスしながら、40代・50代・60代からの人生やキャリアを後押しする、ヒントをお届けしていきます。
また、人とのつながり(リレーション)が人生に与える影響についての調査・研究内容もご紹介。専門家の意見も交えながら、40代・50代・60代のキャリアを応援します。
【専門家インタビュー】
「人とのつながり」がキャリアにもたらす好影響 ~40代・50代・60代の人生を豊かにする人間関係とは~
「今すぐ転職したい訳ではないけれど、人生100年とも言われる時代だからこそ第二の人生に向けて準備をはじめたい」「新型コロナウイルスの影響で社会の大きな変化を目の当たりにして、今のままでよいのか、もやもやする」…。そんな気持ちで自分の働き方やキャリアを見直したい40代・50代・60代もいらっしゃるのではないでしょうか。一方で、キャリアの悩みや不安を払拭してアクティブに活動する同年代もいます。アクティブなみなさんに共通するのは、「日常の関係性を越えた社内外の人とのつながり」が豊富なこと。人間関係の違いがキャリアに影響を与えるのはなぜなのでしょうか。そこで今回は、リクルートワークス研究所による2020年のレポート「マルチリレーション社会」に携わった中村天江主任研究員にインタビュー。40代・50代・60代が人脈や交友関係を広げるために何をすればよいのか、一歩踏み出すきっかけやすぐはじめられることについて聞きました。
【自分らしい人生とキャリア Vol.1】
仕方なく引き受けた町内会の班長が、私の世界を広げてくれた
片岡 博さん。片岡さんは、40代で上場企業の管理職から転職し、現在は仕事の傍らさまざまな団体・コミュニティに所属し活動しています。以前は仕事一辺倒だったという片岡さんが生き方を変えた「人とのつながり」とは、どのようなものだったのでしょうか。
1≪つながりのきっかけ≫
地域活動を通して、知り合いが増えることの楽しさに気づく2≪つながりが導いた、キャリアの決断≫
今の環境が絶対ではない。自分には、他の選択肢もあるんだ3≪つながりを活かすヒント≫
コミュニティを広げるコツは、気負わずに“ゆるくつながる”こと4≪私の人生における、人とのつながりとは≫
やらないで後悔するより、やってみる人生でありたい
【自分らしい人生とキャリア Vol.2】
息子のための朝食づくりがSNSで思わぬ反響。スープ作家へ転身するきっかけに
有賀 薫さん。長くライター業をしてきた有賀さんは、50歳で「スープ作家」に転身。スープをテーマにしたイベントを多数主催し、スープ本の出版など精力的に活動を続けています。もともとは料理に関する仕事をしたことはなかったそうですが、この道に辿り着くには、どのような「人とのつながり」があったのでしょうか。
1≪つながりのきっかけ≫
日課のスープづくりをSNSに投稿したら、思わぬ反響が2≪つながりが導いた、キャリアの決断≫
遊びの延長のつもりが、本気で作家になると心を決めた理由3≪つながりを広げるには≫
一歩踏み出すというより、自分の内なるものに気づく感覚4≪つながりを活かすヒント≫
成功するかどうかよりも、自分らしく生きられるか
【自分らしい人生とキャリア Vol.3】
仕事のヒントを探しに会社の外へ一歩出てみたら、人生を変える出会いが待っていた
豊田 陽介さん。大手食品会社に17年間務めていた豊田さんは、40歳で東京での会社員生活に終止符を打ち、長野県佐久穂町でカレー屋を開業しました。豊田さんが新たな人生を送るきっかけになった「人とのつながり」とは、どのようなものだったのでしょうか。
1≪つながりのきっかけ≫
新規事業のヒントを求めて社外に出たことが、自分を見つめ直すきっかけに2≪つながりの広がり≫
1年間の育休。仕事を離れた環境で新たなつながりが広がり、移住を考え始める3≪つながりが導いた、キャリアの決断≫
社外コミュニティに相談すると、独立をポジティブに応援してもらえた4≪つながりを活かすヒント≫
3つの“いっしょ(う)”懸命を心掛ければ、自分らしい道に舵を切れる
【この連載を読んだあなたにおすすめ】
40代からのキャリアのお悩み相談室 ~強み理解でモヤモヤ解消~
40代・50代・60代のみなさんから寄せられたキャリア相談に、お悩み解決のエキスパートであるベテランキャリアアドバイザーがアドバイス。「キャリアのお悩み相談室」と称して、「自分の強み」を発見するためのキャリア・スキルの棚卸し方法や、異なるキャリアへ踏み出すときに有効な「ポータブルスキル」という考え方についてご紹介していきます。
【この連載を読んだあなたにおすすめ】
40代後半~60代前半の働く価値観調査
私たちiction!(イクション)では、人生100年時代の折り返し地点にいる40代後半~60代前半の「ミドル・シニア」約47,000名に、キャリアや働くことに関する意識調査を実施(第1回調査)。大企業のミドル・シニアにフォーカスした調査も行い(第2回調査)、日本型雇用と言われる新卒一括採用や終身雇用の枠組みが残る環境を長く経験してきた大企業勤務経験者の、仕事・会社・キャリアに対する本音や、ミドル・シニアがいくつになっても自分らしく人生を選択できる社会の実現に向けたヒントを探りました。みなさんそれぞれが自分らしい第一歩を踏み出すきっかけとなるよう、調査結果とそこから見えてきたことを専門家のアドバイスとともに連載記事(全5回)にまとめています。
リクルートグループの取り組みを