今や離婚をする夫婦が増えた時代。とは言え、いざ離婚となるとこれから先どうやって生活しよう、仕事は?メンタルは?と不安に思う人も少なくないのでは。一方、「離婚して良かった!」と明るく語るのは、小野寺光美さん(54)だ。小野寺さんは今から6年前、約20年間の結婚生活にピリオドを打った。当時を、「無意識に蓄積された肩凝りが、すぅっと消えて楽になったような気持ち」と振り返る。
離婚は他人事のはずだったが...
小野寺さんが結婚したのは29歳のころ。夫と娘の3人家族で、時々パートに出たり、アクセサリーを作って販売したりと、穏やかに過ごしていた。しかし、20年近くの月日を共にするなか、夫との性格の不一致を徐々に感じるようになったという。
「はじめは、夫婦仲がいくら悪くても20年近く一緒にいる相手と離れる、という選択はなかったんです。何とかこのまま生活を続けていくのかなと。だましだまし過ごしてきましたが、いよいよ2人の関係修復が困難になり、急遽離婚を決意しました」
一緒に過ごした月日はあまりに長い。離婚が決まってからの小野寺さんの生活は一転した。