女性の活躍

子どもの有無と働き方の柔軟性の関係 ―専門職女性のキャリアに注目して― 池田岳大・三輪哲

キャリア

2020年11月13日 転載元:リクルート ワークス研究所

子どもの有無と働き方の柔軟性の関係 ―専門職女性のキャリアに注目して― 池田岳大・三輪哲

知識基盤社会とも言われるように、労働市場において専門知への要求が高まり、それに呼応する形で専門職が近年拡大している。そうした労働需要に応えるうえでもこれまで十分に活用できてこなかった女性労働者の活躍が期待される一方で、特に子育てとの両立という点において長時間労働や硬直的な働き方が彼女らの活躍を阻害する要因となっている。専門職全体の長期的な発展を考えるうえでも、子どもができた後の働き方の柔軟性について理解しておくことは重要であると考えられる。そこで今回は「全国就業実態パネル調査(JPSED)2019」を用いて、子どもの有無と働き方の柔軟性の関係を読み解いていく。以下では、勤務日あるいは勤務時間を選ぶことが可能かどうかを働き方の柔軟性の指標として、特に専門職女性に焦点をあて検証していく。

子なしの場合と比べて子ありの場合に働き方の柔軟性が大幅に向上

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