女性の活躍

夢は、フレンチバル開業。「年齢は関係ない。本気なら、誰かがきっと見ていてくれる」

キャリア

2023年09月28日 転載元:らしさオンライン

夢は、フレンチバル開業。「年齢は関係ない。本気なら、誰かがきっと見ていてくれる」

派遣スタッフとして、都内の企業で顧客管理などに従事する小椋芳恵さん。今目指しているのは、故郷・北海道でのフレンチバル開業だ。33歳で上京、35歳でブライダル司会の世界に飛び込み、47歳で結婚。そして新しい夢へ。どのライフイベントも多くの人とは少し違うタイミングだったが、「遅いんじゃない?という言葉をはねのけて、楽しく生きています」と軽やかに笑う。そんな小椋さんのこれまでをたどった。

友だちがUターンしてくるなか、33歳で上京

よく通る透明感のある声やテンポのよい語り口が印象的な小椋さん。中学時代から、弁論大会や英語のスピーチコンテストなど、選ばれて人前で話をする機会が多かったというのもうなずける。高校では演劇部に所属し、舞台に立った経験も。「演技力がないことに気づいたけれど芝居は好きだったから」、短大卒業後も、友人が主催する劇団を裏方として支えた。

「地元札幌で立ち上げから参加した劇団チームナックスがその後大ブレーク。各方面で華々しく活躍しているメンバーの姿を目にするたび、私は何がしたいんだろうと改めて考えてみました。そうしたら自分を表現したいんだという答えが見つかったんです」

気持ちに従い、事務職から家電量販店の新商品プロモーションを担うイベント会社へ転職。プロジェクトリーダーとしてキャンペーンの運営業務をまるごとこなす力量が評価され、33歳のとき、同じ会社の東京支店への異動を打診された。

「プロモーションでイベントのMCを務めることもあり、もっとスキルを磨きたいという欲が出てきた。そういう話も折に触れてしていたことから配慮いただいたようです。学校卒業後に上京した人たちがそろそろUターンしてきていたから、みんなと逆。今から東京に出て新しいことを始めるなんて大丈夫?って心配してくれる友人もいました」

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