若者減少社会のなか、増え続ける外国人
本格的な人口減少社会を迎えるなか、政府や経済界では外国人受入れの要件緩和の議論が始まっている。我が国における外国人労働者は2012年の約68万人から、2017年には約128万人へと5年間でプラス60万人となっている。こうした増加は、技能実習(12万人増)や、留学生のアルバイトなど(19万人増)が含まれているものの、正規の雇用関係があるような外国人労働者も含めた増加傾向にあることは間違いがない。更に、今後本格的な減少局面に入ることが確実である若年人口(18歳人口はこの10年ほど120万人で安定しているが、2030年頃までに90万人台まで減少)に関して言えば、高等教育機関への留学生も2012年から2017年で14万人から19万人へと5万人増加している。