わたしたちは働く女性ならびに男性のストレス項目について調査比較しました。第1子出産後に仕事を辞めた女性の約4割が辞めたことを後悔している一方で、育児をしながら働くにあたって働く母親の8割が「育児と仕事の両立はストレス」と回答しています。
それでは、そのストレス因子についてはどのような項目があげられるのでしょうか?
ストレス項目については実際に相談、援助をおこなうソーシャルワーカーの経験から115項目をピックアップし、14個のストレス群に分類しました。そして働く女性ならびに男性に対して、ストレスに対する経験率と、どのくらいのストレスを感じるか数値評価をおこなったところ、男女間で顕著な違いが現れました。
男性は「出世」や「目標達成に関するプレッシャー」など仕事に関連するストレス項目が上位15項目の多くを占めたことに対し、女性は「家事・育児」や「夫との関係性」などプライベートに関するストレスと仕事に関するストレスが上位15項目のなかに混在している、という結果になりました。
なぜ女性はプライベートに関するストレス項目が男性に比べて多いのでしょうか?iction!の活動を推進するためには男性の協力が不可欠だとわたしたちは考えます。リクルートワークス研究所の大久保がiction!のイベントでストレス調査について紹介しました。
「夫の態度がストレスに? 働く母親への調査でわかったこと」
「働くマザーのストレス調査報告書」
http://www.works-i.com/pdf/151009_stress.pdf