リクルートスタッフィングでは、限られた時間の中で最大の成果を出せるような仕組みづくり――「スマートワーク」を推進しています。週2〜4日、10時〜16時といった時短勤務の需要が社会的に高まるなか、営業現場での組織づくりも進んでいます。
2014年9月、「キャリアサポートユニット」という組織を発足させました。時短勤務のメンバーがクライアント企業の営業担当となり、それをフルタイムの営業担当がバックアップする組織です。
発足当初は、「サービスレベルが低下しないか?」といった懸念の声もあったと、 同ユニット長である高島理沙子は言います。しかし、既存の営業体制を変える4つの大きな取り組みを行った結果、 契約継続率は上がり、売上も向上しました。さらに、クライアント企業からの依頼件数も増加しました。
なぜ、そのようにうまくいったのでしょうか? その理由とは、(1)キャリサポという組織の役割を明確にする、 (2)時短勤務のメンバーが不在の際のインフラを整備する、(3)頑張りすぎない仕組みをつくる、 (4)クライアントにバックアップの仕組みを明確に伝える、という4つの取り組みがあったからです。
さらに、時短勤務のメンバーが働きやすい環境をつくるため、 情報の共有などコミュニケーション面での仕組み化も推進したと言います。労働時間という制約条件を強みと捉え直し、 成果の出せる組織づくりが「スマートワーク」実現のカギなのかもしれません。 iction! 働き方改革セミナーで高島が「スマートワーク」について詳しく話しました。
時短勤務のメンバーが活躍 制約の中から生まれた発想の転換とは