2017年、政府主導の一億総活躍社会実現へ向けた「人生100年時代構想推進室」が発足。本格的な「人生100年時代」を我々はどう生きるべきか。
「人生100年時代」の生き方を説く『LIFE SHIFT』(リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット著/東洋経済新報社)出版以来、多くの人たちが「人生100年時代」というキーワードを意識するようになった。一方で「そうは言っても...」と、戸惑いを隠せない人も多いだろう。
今回話を聞いたのは、ノンフィクション作家の高野秀行氏。彼のモットーは「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く」こと。
旅(取材)した国は数知れず。早稲田大学探検部在籍時に文筆活動をスタートし、これまでアジアやアフリカなどの辺境地をテーマとしたノンフィクションを多く手がけ、日本に住む外国人との交流を描いたエッセイや小説も発表。対象に近いところに身を置き、相手の懐に深く入り込んでいくルポルタージュが評価され、多くの文学賞を受賞している。
"辺境ノンフィクション作家"と称され、"外国語習得の達人"としても知られる高野氏に「人生100年時代」を豊かにするヒントを聞いた。