多様な働き方

糸井重里のシゴト観。「やりがいを語る前に、今やっていることを肯定するこころを大事にしたい」

キャリア

2020年04月02日 転載元:リクナビNEXTジャーナル

糸井重里のシゴト観。「やりがいを語る前に、今やっていることを肯定するこころを大事にしたい」

23歳でコピーライターになり、数々の名キャッチコピーで脚光を浴びた一方、本の構成や作詞家、雑誌の連載やテレビの司会者も務め、ゲームの制作も手がけるなど活躍。50歳のとき「ほぼ日刊イトイ新聞」(ほぼ日)をスタートさせ、今年で22年。2017年には株式も上場している。糸井重里さんは今、「はたらく」ことに何を思うのか。ほぼ日が初めて本格的なインターン募集、新卒採用をするというニュースが流れてきたが、それも合わせて「はたらく論」を聞く。

働かないとつまんないよ、と伝えたかった

ほぼ日は2013年、「はたらきたい展。」という展覧会を開催した。これからの時代の新しい「はたらきかた」を一緒に想像してみよう、という企画は大きな話題となり、東京・渋谷から大阪、博多でも開かれた。この「はたらきたい展。」を、今年2020年の夏に、7年ぶりに開催するという。なぜ今、再び、なのか

「どうして今年に、というより、前回がちょっと早すぎたんですよ(笑)。はたらきたい、という欲望、希望をタイトルにしたのがもの珍しかったんだと思うんですが、実は本当のところでは、まだ興味は薄かったんじゃないかと感じていたんです。
ところが、あのときにやった気持ちみたいなものが、今の世の中では普通になってきた。まさしくそうなったので、本当に求められているところで、もう一度、問いかけてみたいな、と」

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