日本企業の社員は、どれくらいメンバーが多様なチームに属しているのか。メンバーが多様であることについて、どのように認識しているのか。
20代から50代の会社員351名の声をもとに、チームにおける多様性経験の実態について明らかにしたい。
調査概要
日本企業のチームにおける多様性経験の実態を明らかにするにあたり、本調査では、大きく2つの視点から捉えることにした。1つ目は、現在所属しているチームのうち、メンバーの多様性が最も高いと思うものを想起して、回答を得るものである。過去にさらに多様性の高いチームに所属した経験をもつ人もいるかもしれないが、時間と共に変化するチームの状態を想起することの難しさを考慮して、現在の状態について回答してもらうこととした。そのため、2つ目として、これまでのチーム経験を広く振り返り、回答してもらうことにした。調査概要は図表1のとおりである・・・・・・