ドラマ『ハケンの品格』続編は派遣人気の兆し!? この10数年で派遣の働き方はどう変わった?
2020年05月20日 転載元:Myco channel ※2020/03/24掲載記事
スーパー派遣スタッフが活躍する人気ドラマ『ハケンの品格』第2弾が、スタートします。第1弾の放送から13年の月日がたち、派遣スタッフを取り巻く環境は大きく変わり、働く側が「必要な時に、必要な期間、必要な働き方」ができるものに、つまり自分に合った働き方ができるようになりつつあります。この10数年の派遣の働き方の変化を見てみましょう。
目次
2007年の「ハケンの品格」放送時から、派遣スタッフは約21万人増加
派遣法改正によって、派遣スタッフの働き方や待遇はどう変わった?
この10年で派遣スタッフの賃金は、一日あたり約4,300円アップ!
人手不足を背景に、派遣の可能性はますます広がる
2007年の「ハケンの品格」放送時から、派遣スタッフは約21万人増加
『ハケンの品格』が放送されていた2007年は、派遣スタッフ数は約121万人でしたが、2019年には約142万人(1~3月平均)となり、約21万人増加しています。
現在の雇用者全体(5619万人、役員除く)に占める派遣スタッフの割合は、2007年の2.4%とほとんど同じ割合です(2019年は2.5%)。
「ハケンの品格」が放送された頃、派遣の対象業務が製造業務や医療関連業務などに拡大し、派遣市場が急成長していました。しかし、2008年に起きたリーマンショックの影響で、企業は派遣契約を打ち切るケースもありました。
二度の法改正により、派遣市場が拡大
こうした問題を受けて、2012年に派遣法が改正され、日雇い派遣の原則禁止、グループ派遣の禁止、1年以内に退職した職場への派遣の禁止など、派遣スタッフの待遇改善が強化されました。