これまでのビジネスシーンに多かった「自分の仕事は自分で責任を持つべき」「誰かに助けてもらうのは甘えだ」という考え方。しかしリモートワーク時代に必要なビジネススキルは、「周りに助けを求めるスキル」だと言われています。
そこで今回は、「ヘルプシーキング」に関するワークショップ型セミナーや講演を数多く行っている、働き方改革・人材育成プロフェッショナル・小田木朝子さんに話を伺いました。
- 助けを求めることは甘えではなく、ビジネススキルである
- ヘルプシーキングでメンバーの成長や生産性向上に繋げよう
- 属人化を防ぎ、自分自身のビジネススキルと人格を磨こう
- ヘルプシーキング行動力はどう磨く?
- 【まとめ】助けを求め、協力し合うスキルを高めよう
助けを求めることは甘えではなく、ビジネススキルである
リモートワークを推進する企業が増加し、同僚と離れて働くことが当たり前になってきた昨今。誰がどのような仕事をしているのかわからなくなってきたという人もいるのではないでしょうか。
また、私たちは家族の育児や介護などのライフステージにおける変化、あるいは、本人の病気や怪我、交通機関のトラブルなど不測の事態と向き合いながら仕事をする必要があります。時には引き継ぎも満足にできないまま、自分の仕事を誰かにバトンタッチしなければならないシーンも出てくるでしょう。
小田木朝子さんは、周りに助けをもらうヘルプシーキングをこれからのビジネスパーソンには必須のビジネススキルだと言います。