リモートワークが定着し、オンライン会議が増えたという人は多いのではないでしょうか。対面と違って、オンライン上のミーティングは相手の表情が読みにくく、議事進行しにくい、活発な意見が出にくいという声も聞こえます。
そこで今回は、ITサービス開発会社で、働き方改革・人材育成のプロフェッショナルとして活躍する小田木朝子さんにオンライン会議を成功させる「オンラインファシリテーション」のコツを伺いました。
- オンライン会議がうまくいかない要因は?
- オンライン会議の事前準備に必要な4つのポイント
- 活発な議論を生むファシリテーションのコツは?
- <Q&A>オンラインファシリテーションでよくある疑問
- 成功の鍵は事前準備とファシリテーション
オンライン会議がうまくいかない要因は?
対面と違ってオンライン会議は、相手の表情や反応がわかりにくくなりがちです。通信環境の不安定さもミーティングの質に影響しやすく、音声が聞こえにくい人がいると議事進行が止まってしまいます。
また、参加者同士が話し始めるタイミングがかぶり、譲り合いから進行が進まないという声や、限られた時間の中で会議の結論を出せないという悩みを抱く声も聞こえてきます。
オンライン会議がうまくいかない要因として、対面以上に気をつけなくてはならないポイントが多いにも関わらず、ちゃんと準備していないことが挙げられます。加えて、スムーズな議事進行には、適切なファシリテーションが欠かせません。
では、企画する側にとっても、参加する側にも有益かつヘルシーな会議にするために、どのように進行すればよいのでしょうか。オンライン会議をスムーズにするためのポイントと、ファシリテーションのコツをご紹介したいと思います。