「リモートワークが続き、コミュニケーション不足を感じる」
「最近、自分の成長を感じられなくなった」
「社会人として、もう一段成長したい」
新型コロナウィルスの猛威がきっかけとなり、リモートワークが推奨される時代になりました。「職場に出社しなくても仕事ができる」というポジティブな面がある一方、「社員同士はもちろん、お客様とのコミュニケーションに不足を感じる」というネガティブな意見も出ているようです。
そのような中で、これまで以上に良好な関係を築き、活躍している人がいるのもまた事実。その違いはどこからくるのでしょうか?そこで今回は広告代理店勤務時代に3,000人以上のVIPと交流し、彼らの「コミュニケーション手法」を研究している気配りのプロフェッショナル・後田良輔さんに「リモートワーク時代に使えるコミュニケーションの心得」について話をうかがいました。
- コミュニケーションとは「喜びを仕掛けること」
- 「気配り」「心配り」事例1:ビジネスメール
- 「気配り」「心配り」事例2:テレビ会議
- 「気配り」「心配り」事例3:対人関係
- まとめ
コミュニケーションとは「喜びを仕掛けること」
コロナ禍にも関わらず、うまくコミュニケーションしているVIP(この記事では実績輝かしき一線級の社会人のことを指します)を見ていて、発見したことがあります。それは、彼らの多くが周囲を観察して情報を集め、「気配り」「心配り」を仕掛けている、ということです。
「気配り」とは、自分の立場から見て何かに気づき、「こうしたほうがいいだろう」と配慮するもの。「心配り」とは、さらに一歩進んで相手の立場に立ち、相手にとってよいことをするものを意味しています。