2021年8月末時点、アップルもグーグルもオフィス勤務の再開を検討している。
アップルは社員に週3日の出社を求めており、その理由は「人が直接会って行うコラボレーションは我々の文化と未来にとって不可欠であると信じている」からだという。グーグルは、「社員をグーグル以外の環境に置かないことで愛社精神を育み、会社のクリエイティビティや情報を守ること」をその理由としている。ゴールドマン・サックスのソロモンCEOは、「私たちのような革新的で協調的な徒弟制度を重視する企業では、リモート勤務は理想的ではない」と述べた。
コロナ禍でリモートワークが進んだ一方で、職場に集まり続ける企業は多い。海外でもコロナの感染状況をウォッチしながら、上記のように完全なリモートワークから撤退する方針を打ち出す大手企業も出てきている。しかし、「職場での対面」か「リモート」か。各社ともその議論から抜け出せていないようにも見える。