多様な働き方

多国籍なコーヒー好きが作るインディペンデントマガジンが、売上よりも大切にすること

2021年11月08日 転載元:Meet Recruit

多国籍なコーヒー好きが作るインディペンデントマガジンが、売上よりも大切にすること

コーヒー好きが世界中にいるように、独立系コーヒー雑誌「Standart」編集部も世界各地に存在する。7カ国4国籍の多様なメンバーは、どのように協働し、それぞれの価値観を共有しているのだろうか。

目覚ましが鳴り、重い体を起こす。目を擦りながらキッチンに向かい、コーヒーを用意する。1日をスタートさせるルーティンとして、目覚めの一杯が欠かせない人は、世界中にたくさんいる。

2015年に創刊された「Standart」は、スペシャルティコーヒーのカルチャーを伝えるインディペンデントマガジン。現在、日英の2カ国語で発行され、70カ国以上で販売されている。直販はサブスクリプション(定期購読)のみ、主な卸先は本屋ではなくカフェに絞る。広告主を「サポーター」表現するなど、既存の雑誌に囚われないスタイルをつらぬいている。それはすべて、コーヒーを愛する編集部メンバーの、世界中のコーヒーを愛する人にメディアを届けたいという情熱ゆえ、だ。

Standartの日本語版「Standart Japan」を編集するのは、福岡在住で編集長の室本寿和(むろもと・としかず)さんと、オランダ在住で制作担当の行武温(ゆくたけ・あつし)さん。おふたりに国を跨いで協働するために工夫や、Standartが目指すメディアとしてのあり方などを聞いた。

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