多様な働き方

コロナ禍で注目される自律的な働き方とエンゲージメント

2021年12月09日 転載元:リクルートマネジメントソリューションズ

コロナ禍で注目される自律的な働き方とエンゲージメント

コロナ禍に伴い、テレワークが一気に普及しました。オフィス勤務への揺り戻しもあるものの、テレワーク活用を常態化していく企業も増えています。弊社組織行動研究所では、その際に、自律的に働くことと仕事へのエンゲージメントを高めることが、鍵となると考えています。そこで、2021年9月9日の組織行動研究所セミナーでは、「コロナ禍で注目される自律的な働き方とエンゲージメント」と題し、人事・人材開発担当部門の方に向けて詳しく説明しました。

多くの社員は自律を求められていることを知っている

「自律」と「エンゲージメント」には、2側面の関係があります。1つは、自律行動にはエンゲージメントが必要で、エンゲージメントを高めるには自律的に動けることが必要条件だ、という関係です。もう1つは、自律行動は「遠心力(会社・仕事から離れる力)」として働くため、「求心力」となるエンゲージメントも高めてバランスを取る必要がある、という関係です。いずれにしても、両者を同時に高めた方がよいことは明らかです。そこで今回は自律とエンゲージメントをセットでお話しします。

コロナ禍に入って、いよいよ「自律」が人材マネジメントのキーワードになってきています。なぜなら第一に、在宅勤務が増え、一人ひとりが自律的に働く必然性が生まれたからです。また、コロナ禍で仕事がなくなったり、仕事の仕方が大きく変わったりした方も数多くいます。例えば私の場合、2019年までは対面だった講演が、ほとんどオンラインに変わりました。私たちは、こうした変化に主体的に対応しなくてはなりません。加えて、人生100年時代や多様性の時代の到来も、自律を促す大きな要因となっています。一人ひとりがキャリア形成やワークライフバランスを自分なりに考え、行動を起こし、変化に対応する時代に足を踏み入れたのです。

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