変化が激しく、先の見通しがあいまいで将来の予測が困難な現代において、組織心理学者であるエドガー・H. シャイン氏が提唱するキャリアデザインの手法「キャリア・アンカー」が注目されています。キャリア・アンカーとは、企業が求めるスキルや経験に合わせて自分を高めるのではなく、自分の価値観や欲求、能力を核に適職を発見しようとする概念。自分らしいキャリアを築くために、キャリア・アンカーをどのように活用すればいいのか、キャリア理論に詳しい雇用ジャーナリスト、海老原嗣生さんに聞きました。
- ・キャリア・アンカーは、生涯キャリアの拠りどころとなる
- ・キャリア・アンカーは「性格特性から診断する」という誤解
- ・キャリア・アンカーは成功や失敗を体験することで培われる
- ・キャリア・アンカーを指標に「自分流」で仕事を変えよう