多様な働き方

「安くて便利」をどう超える?容器のリユース『Loop』に学ぶ循環型消費のつくり方

2022年03月22日 転載元:Meet Recruit

「安くて便利」をどう超える?容器のリユース『Loop』に学ぶ循環型消費のつくり方

国内外の大手メーカー等と協働し、日用品の容器を再利用する仕組みを構築。ごみを出さないショッピング体験を世界で拡大する『Loop』。の道のりから、環境問題に向き合う事業の秘訣を学ぶ

オーストラリアの慈善団体Minderoo Foundationの調査によると、2019年の使い捨てプラスチック廃棄量は世界全体で1億3000万トン。日本は、中国・アメリカ・インドに続く第4位のプラスチックごみ輩出国だ。また、同団体では使い捨てプラスチックの生産メーカーや、メーカーに融資・投資している機関のランキングも公表している。環境問題に対する企業責任はより一層問われる時代になっていると言えるだろう。

そうした現代社会にあって、ごみを出さない購買・消費システムの展開に取り組むのが『Loop』だ。食品や洗剤などの日用品を、使い捨て容器ではなく耐久性の高い容器に入れて販売。使い終わった容器は回収・洗浄し繰り返し使う循環型の仕組みを構築している。2019年にダボス会議で発表され、アメリカ・フランスでビジネスをスタート。翌年にはイギリス・カナダにも拡大、2021年より日本でもスタートした。

流通・小売パートナーにイオンリテール、国内外の大手食品メーカーや消費財メーカーもパートナーとして参画しているこのモデルは、どのように実現しているのだろうか。日本法人であるLoop Japan合同会社の代表、エリック・カワバタさんに話を聞いた。

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