「金曜日は、1週間の業務の調整日。仕事の状況に合わせて、休む、半日、フルタイムで働くという選択をします」と、北欧企業への取材では、それが当たり前のように話していた。いわゆる自己裁量の圧縮労働制である。取材後、自分も自主的な週休3日制を開始して3年目になる。
2021年4月には、リクルートも週休約3日制(正確には2.8日)が可能な休暇制度を導入した。年間の所定労働時間は変えず、1日の労働時間は長くなるが、リモートワークは通勤時間がないため、稼働時間はさほど変わらない。業務の性質によって、全社員に適用できるとは限らないが、導入にあたっては世界にあるさまざまなカタチの「週休3日制度(週4日勤務)」(以下、週休3日制)の事例を参考にしていただきたい。