予測が難しく変化が著しいVUCAの時代。過去のやり方が通用しなくなり、従来の目標設定では評価はされなくなってきました。コロナ禍で上司や先輩・同僚とのリアルなコミュニケーションが減る一方で、自分の裁量に任されることも多くなり、仕事の目標をどう設定したらいいのか戸惑っている人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、多くの企業でビジネススキル研修を行っている株式会社プレセナ・ストラテジック・パートナーズの高田貴久氏に、自分に合った「仕事の目標」の立て方について聞きました。
- その目標、本当に必要ですか?
- 「目的」と「目標」の違い
- 目標設定に使える「SMARTの法則」
- 目標設定のポイントは「柔軟性を持つこと」
- キャリアアップを目標にする場合は他者目線を意識する
- 目標が思いつかない場合は?
- 最後までわからないから、アンテナを立てて目標を作る
その目標、本当に必要ですか?
仕事で成果を出すためには、しっかり目標設定をしなければいけないと思っている方が多いのですが、その目標は本当に必要でしょうか。 私たちの会社は「予測」はしますが「目標」は立てません。なぜなら、変化が著しく、何がどう変わっていくか分からない中で、5年後に売り上げをいくらにするというような不確実な数値目標には、あまり意味がないと思っているからです。