ビジネスシーンにおいて、相手が伝えたいこと、相手が意図していることを汲み取ることが上手くできない。そのせいで、円滑なコミュニケーションや交渉、提案が苦手。そんな悩みを抱えているなら「読解力」を鍛えてみるといいでしょう。ビジネスで活かせる読解力、読解力の鍛え方について、教育者として幅広く活動する樋口裕一さんにお聞きしました。
そもそも読解力とは?
「一般的に「読解力」といえば、「文章を読んで理解する力」と解釈されます。しかし広い意味での読解力では、「日常生活のあらゆる情報を読み取り、理解する力」を意味します。
つまり、読解力があれば、社会現象や経済状況、相対する人の考え・感情、その場の雰囲気など、あらゆる情報からその真意を読み取り、適切な対応策をとることができます。
読解力が高い人は、人間関係を読み取る力も高く、社会におけるさまざまな状況を読みとる力を持っていると言えるでしょう。