「CSR」という言葉はよく耳にするけれど、実はどういう内容を指すのか理解できていない…という人は多いのでは?CSRは働く個人にも大いに関係があり、働きやすさなどにも関わってくる重要なキーワードなのです。
CSRとはそもそも何を意味するのか、具体的に個人とどんな関わりがあるのか、サステナビリティ・コンサルタントの安藤光展さんに伺いました。
CSRとは?なぜ今注目されている?
CSRとは「corporate social responsibility」の略。直訳すると「企業の社会的責任」ですが、その名の通り、企業が組織活動を行うにあたり社会に与える影響に責任を持つことを指します。
「社会的責任」の範囲は広く、企業が事業活動を行う上での環境保全への配慮や、自社で働く従業員への人権保護や働きやすさへの配慮、そして社会に対して企業の透明性を高めるためのコンプライアンス(法令順守)やリスクマネジメント、内部統制なども含まれます。