前回は職場における「安心感の土壌づくり」に向けて、そのポイントとマネジャーとして固めておきたい姿勢についてお話をしました。その核心は「メンバーが“自分のことを見てくれている、分かってくれている、育てようとしてくれている”と感じること」でした。そのためにも、メンバーの持ち味をつかむことが大事なわけですが、メンバーと一言で言っても、ベテランもいれば新人もいて、まさに十人十色です。「持ち味をつかむことの意味や価値は分かっているつもりだが、つかみ切れていない感じもする」というのが皆さんの実感ではないでしょうか。そこで、今回はメンバーの持ち味をつかむとは何をどうすることなのか、そして、メンバーを生かすとは?について考えてみたいと思います。