多様な働き方

労働供給制約の突破口、ワーキッシュアクトとは何か

2023年06月27日 転載元:リクルート ワークス研究所

労働供給制約の突破口、ワーキッシュアクトとは何か

何か社会に対して提供しているかもしれない、本業の仕事以外の活動

労働供給制約が生活を破綻させてしまうかもしれない未来を回避するために、自動化・機械化と並ぶ重要なファクターとして検証するのが「ワーキッシュアクト:Workish act」だ。それは、1人の人間がいろんな場面で活躍する社会へのパラダイムシフトが起こる必要があるという発想に基づいている。 構造的な担い手不足について我々が取材や調査を進めていた際に、この社会には本業の労働・仕事として担う人に限らない、当初想定していた以上に多様な担い手が存在していることに気がついた。例をあげよう。

スマホのゲームをすることで結果として地域のインフラ点検に貢献している人がいる。そのゲームでは、地域のマンホールや電柱を撮影し位置情報に紐づけることで、マンホールの蓋や電柱の位置と状態が網羅・一覧化される。これにより、全国に1500万基あるといわれるマンホールの点検作業に必要だった上下水道の維持管理を行う自治体などの職員が、本来労力を割くべき修繕や交換業務に集中できるようになる。

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