多様な働き方

労働力不足に立ち向かうための、「スキルベース採用」導入に必要な4つのこと

キャリアビジネススキル

2023年07月20日 転載元:ジョブスリサーチセンター

労働力不足に立ち向かうための、「スキルベース採用」導入に必要な4つのこと

日本企業は、労働力不足に対してさまざまな角度から対策をとっている。たとえば、デジタル化による業務効率改善、これまで職場で主力とされてこなかった女性や高齢者の活用、そのような多様な人材が活躍するための長時間労働の是正など働きやすい職場環境の整備、などである。最近では副業人材の活用も検討されている。これらの対策に加えて、筆者は海外で提唱されている「スキルベース採用」の導入が有益だと考える

母集団を拡大するスキルベース採用

スキルベース採用とは、学歴や職務経歴でなく、純粋に候補者のスキルを基に選考する方法である。従来の選考方法は、学歴や資格、同職種での実務経験などを募集要件としてふるい落とす(スクリーンアウト)が、スキルベース採用は活躍の可能性がある候補者を残し(スクリーンイン)、初期段階で専門スキルやソフトスキル、資質、性格などを総合した「スキル」を評価する(図表)。これまで採用対象でなかった人材の中にいる、業務遂行能力の高い人材を見逃さないことを意図した採用手法である。

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