リモートワークや働き方改革などを機に、「セルフマネジメント」が注目されています。セルフマネジメントとは何を指すのか。セルフマネジメントの基礎知識や身に付けるメリットや実践方法などについて、マネジメントコンサルタントの川嵜昌子さんに伺いました。
- セルフマネジメントとは
- セルフマネジメントを構成する要素
- セルフマネジメントを身につけるメリット
- セルフマネジメント能力を高める方法
- セルフマネジメント能力を身につける上でのポイント
セルフマネジメントとは
セルフマネジメントとは「自己管理」のこと。仕事において、自分の心と体、そして行動を管理して、より良い状態に持っていくことを指します。
セルフマネジメントは、業務時間が定まっていないフリーランサーや、できるだけ生産性高く働きたいと考える一部のビジネスパーソンにおいて、スキルアップのための1つのテーマになっていました。また、働き方改革を受け、企業が生産性向上のために社員のセルフマネジメントを推進する動きがありましたが、一部にとどまっていました。
ただ、コロナ禍でリモートワークが一気に増えたことで、セルフマネジメント能力を高めたいと考えるビジネスパーソンのすそ野が広がっています。
在宅ワークは自由度が高い半面、会社の目が届かないため仕事への強制力が働かず、なかなか集中しづらいという側面があります。一方で、時間の制限なくいつまでも働き続けてしまう人も見受けられます。このように、多くの人が「自分で自分を管理しながら働かなければならない必要性」に迫られるようになり、セルフマネジメントが注目されているのです。