人口減少・少子高齢化の影響で、労働市場は完全に売り手市場、特に若手層は争奪戦となっており、従来の手法での人材確保は非常に難しい状況です。そのような状況を、副業・兼業者を受け入れることで少し改善できるかもしれません。 「採用の知恵袋」では、企業から寄せられる質問に対して、調査研究の結果や企業・行政団体との取り組み事例をもとに回答します。今回はセンター長の宇佐川が答えます。
Q.
副業・兼業のニーズが高まっていると聞きますが、社外から副業・兼業者を受け入れることによってどんな効果があるのでしょうか。また、受け入れるにはどういったことがポイントになるか教えてほしいです。(関西エリア/製造業)
A.
正社員募集では採用できなかった人材を確保できるようになるかもしれません。転職には踏み切れないけれど、他社で自分の力を試してみたい、他業種・他職種も経験してみたいと考える層には、副業・兼業という働き方はメリットがあります。重要だけれど急ぎではない仕事、時間があれば考えたい・取り組みたいと思っても先送りにしてきたことなどから、副業・兼業用の業務を検討してみてください。