4回の転職を経てたどり着いた“私らしい軸”。リクルート営業職への再チャレンジ
2023年11月30日 転載元:Recruit Corporate Blog
「20代はキャリアの迷走期で、ずっとモヤモヤしていました。自分が好きなことや、やりたいことは何か? 自分自身と一番向き合った時期だったようにも思います」。 そう語るのは、2023年4月から、リクルートが運営する旅行予約サイト『じゃらん』の営業として、北海道エリアのグループマネジャーを務める前原鮎香だ。20代で他業界からリクルートの営業職にキャリアチェンジするも、1年半で転職。その後に地元に戻り、縁あってリクルートに再入社した。キャリアを試行錯誤し、自分に向き合う20代を過ごした前原は、なぜリクルートに戻り、働くことにしたのか。これまでの変遷から、どのように自分の軸を見出したのかを聞いた。
新卒で念願のテレビ業界に就職。早々に目標達成し、キャリアの行き先が見えなかった20代
前原が新卒で就職したのは、当時念願だったテレビ番組の制作会社だった。そして、早くも3年目の後半には、深夜帯の番組を自ら企画・制作まで任されていた。幼い頃からの目標を早々に達成し、満足のいくキャリアを歩み始めたかと思いきや、前原自身はそれを機に抜け殻状態になっていたという。
「テレビの仕事は大好きでしたが、全身全霊を捧げて番組を作り続ける世界にずっと身を投じていたいかと考えた時、モヤモヤし始めました。番組制作の仕事は専門性が高いスキルを要します。一方で、20代はより汎用的なスキルを身につけて、今後のキャリアの幅を広げたいと思うようになったんです」。
営業ならそのスキルが身につくのではないか? そう考えた前原は、新卒5年目の年にキャリアチェンジを意図し、リクルートに転職。飲食店予約・グルメ情報サイト『ホットペッパー』の営業として、東京の一部エリアを担当した。
初めての経験にも関わらず、営業としての滑り出しは好調だったが、営業目標を達成できるようになるにつれ、また新たなモヤモヤが生まれた。
「お恥ずかしい話ですが、『自分は営業ができる』と勘違いしてしまい、他の挑戦の機会を求めて1年半で退職しました。その後、PR会社に転職するも、実は企業文化が全く合わないことがすぐに分かり、自分のコンディションも崩し、地元熊本に戻ることに。30歳手前で、キャリアの方向性がなかなか見えてきませんでした」。