2021年に改正された高年齢者雇用安定法により65歳までの雇用確保が事業主の義務になりました。「定年引き上げ」「定年廃止」などを講じる必要がありますが、もっとも多く採用されているのが「継続雇用制度」です(参考:厚生労働省「令和4年就労条件総合調査」)。ジョブズリサーチセンターがおこなった「シニア層の就業実態・意識調査2023」では、ミドルシニア自身も定年後のキャリアとして継続雇用を希望する割合が高いことが分かりました。今回は調査結果をもとに定年後のキャリア選択の実態、継続雇用が希望される背景などを見ていきます。
【本レポートのポイント】
・就労意欲のあるミドルシニアのうち定年後の継続雇用希望は7割強
・定年後の再スタートより、これまでの環境を変えたくないという声が多数
・企業のシニア採用が進まないことも再就職をためらう一因に