採用活動をおこなう際、仕事を探していない人をつい見落としてはいないでしょうか。仕事を探していない=応募・採用の可能性がない、とは必ずしも言えません。ジョブズリサーチセンター「求職者の動向・意識調査2023」で仕事探しの意向を聞いたところ「仕事探しをしていないが働きたい」「きっかけがあれば検討する」という、就職・転職活動をしていないものの就業可能性のある人(以下 潜在層)が多くいることが分かりました。本レポートではその調査結果を深掘りし、雇用形態や性・年代別の特徴を紹介します。
【全体結果】仕事を探している人の背後に2~3倍の潜在層
「求職者の動向・意識調査2023」の事前調査に参加した11万9,103人に対し、今後の仕事探しの意向を聞きました。 実際に仕事を探している人は14.0%(=①)、働きたいという人は31.7%(=①+②、以下 働きたい計)、働く可能性がある人は50.7%(=①+②+③、以下 可能性あり計)となり、仕事を探している人の背後にはより多くの働きたい・可能性がある人が存在します。