多様な働き方

これまでのやり方が通用せず落ち込む日々。そんな状況から脱した帰り道の習慣とは

リクルートの取り組み

2025年01月16日 転載元:Recruit Corporate Blog

これまでのやり方が通用せず落ち込む日々。そんな状況から脱した帰り道の習慣とは

『ゼクシィ』をはじめ、結婚や家族に関するリクルートのサービスの数々を担う組織の責任者を務める、衣笠 歩。今でこそ責任者の立場にありますが、そこに至るまでには多くの壁があったと言います。乗り越えるのに何が必要だったのか話を聞きました。


異動直後、否定的な意見を言う人が「敵」に見えた

― 現在、衣笠さんは、『ゼクシィ』をはじめとする結婚や家族に関するサービスを扱う組織の責任者を務めていらっしゃいますが、これまでに経験した壁のなかで一番大きかったものはどんなものでしょうか?

衣笠:営業職から総合企画部にマネジャー(管理職)として異動して、これまでのやり方が通用しなくなった時が一番かもしれません。

私は2006年の入社後すぐにブライダル領域の営業部に配属され、新規クライアントへの提案を担当。茨城営業所を経て、営業推進部や関西営業部などへの異動も経験しながら、ずっとブライダル領域でキャリアを重ねてきました。責任のある仕事を任され、やりがいを持って働いていたのですが、総合企画部にマネジャーとして異動した2017年が、自分にとっての転機だったと思っています。


― どんな転機でしょうか?

衣笠:異動に伴い、業界最大手のクライアントを担当することになったのですが、取引額だけでなく、先方の関係者も社内の関係者も激増。それまでは数えられる程度だった関係者が、一気に数十人に増え、 意思決定の複雑性が増し、意見自体も多様化。何かひとつでも新しいことをしようとすると、事前にデータや根拠に基づいた論理的な説明が求められるようになったのです。


― それはかなり大きな変化だったのでは?

衣笠:その通りです。それまで私は、「良いと思ったアイデアはまず試してみる」というスタイルが自分の強みだと考えていましたが、異動先ではそのやり方が通用せず…。次第に自身のアイデアや提案に対する指摘が「自分への批判」に聞こえてくるように。否定的な意見を言う人は「自分の敵」だ、そんな懐疑的な気持ちが強くなり、そう思ってしまう自分も嫌で、大きなストレスになっていきました。


「ヒト」と「コト」を分け、毎日15分の内省を習慣化

― その困難な時期をどうやって乗り越えたのでしょうか?

衣笠:まず試みたのは、「ヒト」と「コト」を分けて考えることでした。否定的な意見は「コト」に対するものであって、自分という「ヒト」への攻撃ではないと理解するように努めてみたのです。

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