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元フェンシング日本代表選手が描くセカンドキャリア。リクルートで学んだリーダーシップとは

リクルートの取り組みキャリア

2025年02月04日 転載元:Recruit Corporate Blog

元フェンシング日本代表選手が描くセカンドキャリア。リクルートで学んだリーダーシップとは

フェンシング日本代表選手として活躍後、東京オリンピックの開催タイミングまでU23日本代表コーチを務めた経歴を持つ、リクルート従業員の成田遼介。アスリート時代に培った経験を、不動産情報サイト『SUUMO(スーモ)』の営業にも活かし、すぐに営業成績で結果を出しました。しかし、その後チームリーダーになると、メンバーの気持ちが理解できず、うまくいかなかったことも…。そこで得た気づき、そしてアスリートのセカンドキャリアについて聞きました。


アスリート時代の感覚が通用しなかった、リーダーとしての壁

─ 成田さんは、元アスリートとうかがいました。

成田遼介(以下、成田):2017年までフェンシング日本代表選手として競技に打ち込み、ケガで引退してからはコーチに。東京2020オリンピック競技大会をひと区切りにスポーツからビジネスの世界へ転身すると決め、リクルートに入社しました。

営業は初めてでしたが、結果に対して真剣に取り組むという点では、アスリート時代の経験と共通する部分があります。そのおかげもあってか、営業成績で表彰いただくこともできました。


─ 今までとは全く違う仕事内容にもかかわらず、すぐに結果を出せたというのは、すごいですね。

成田:コーチ時代の経験も活きたように思います。スポーツコーチの仕事と聞いてイメージするのは、おそらく「技術指導」だと思います。実はそれ以外にも、PCで企画書をつくってプレゼンをする、報告書を作成するなど、今の仕事に通じる部分も多かったんです。

安定して好業績を出していたことも評価され、入社1年強でチームリーダーへ任用されました。フェンシングのコーチとして選手・スタッフあわせて約40名に向き合ってきた経験もあるので、リーダーの仕事には割と自信がありました。


─ そうすると、リーダーとしても順調に?

成田:いいえ。初めてリーダーを務めた2023年の上半期は、今ひとつ手ごたえを感じられませんでした。業績は順調だったし、明らかな課題があるようには見えなかったけれど、気になったのはメンバーの動き。メンバーに営業手法を伝えてみたのですが、その通りに実践はしてくれませんでした。

私はアスリート時代から「まず、やってみる」という考えだったので、「なぜ、やらないんだろう?」と疑問に感じてしまう視座の低い自分も…。何より、「それって成田さんだからできることですよね?」と言われることにモヤモヤしていました。

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